2023年版後悔しない自宅練習用おすすめ小型ギターアンプ22選【選び方】

 

ギターアンプってどんな種類があるの?
自宅練習用アンプの選び方は?
欲しいギターアンプがわからない

という人のために、現役楽器屋店員のYosh(@yoshguitarblog)が、ギターアンプの種類とおすすめ機種・選び方を徹底解説。

自宅練習用ギターアンプ20機種プラスアルファを予算、性能、サウンドそれぞれの観点から解説します。自分に合ったアンプが見つからない、どの機種を選べば良いかわからないという人はぜひ参考にしてください。

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ベース用アンプについてはこちらの記事をご覧ください。
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ギターアンプの選び方

自宅練習用に最適なアンプを大きく5つの種類に分類しました。

●シンプル機能小型ギターアンプ・・・シンプルにギターの音が鳴らせれば良いという人向け。

●ヘッドフォンアンプ・・・スピーカーは一切鳴らさない、自宅以外でも練習したいという人向け。

●超小型ギターアンプ・・・大音量が出なくても良いので、とにかく小さいサイズが良いという人向け。

●多機能デジタルアンプ・・・アンプモデリング・エフェクター・Bluetooth・チューナーなど、練習に便利な機能を1台で済ませたいという人向け。

●高品質ギターアンプ・・・便利機能はほぼ搭載されていませんが、演奏のニュアンスや音質にこだわりたい人、上級者向け。

使用用途によってタイプ別に複数のアンプを所有する人もいます。

上記の特長だけで選ぶのが難しい場合は、下記フローチャートを参考にしてみてください。

それでは各タイプごとにおすすめ機種とそれらの比較でご紹介します。

シンプル機能小型ギターアンプ4選+α

・これからギターを始める

・機能があり過ぎると使いこなせる自信がない

・操作が簡単でシンプルなアンプが良い

・ヘッドフォンでも練習したい

・とにかく安いアンプが良い

今回おすすめに挙げる4ブランドのものなら、音の違いを気にして迷う必要はありません。

劇的に音が違って「このジャンルだと使えない!」ということは無いからです。

「Marshallを買ったけどFenderにしておけば良かった・・・」と音について後悔する人はほとんどいないでしょう。

ただし無名ブランドのアンプはおすすめしません。ハズレ個体で耐久性が低いとか、ノイズがひどいといった可能性はゼロではありません。

練習のため=上達するためにアンプを用意するはずのに、お金をケチりすぎたばかりに音が悪くて・ノイズが多くて楽しめない、上達ができないとなれば本末転倒ですからね。

選び方としてはズバリ、見た目です!好きな、カッコいいと思うブランドにしてください。部屋にあってテンションが上がるやつが、一番上達します。

お気に入りの楽器の方が、演奏する機会が増えるので上達するという意味です。

①:VOX Pathfinder10

ビートルズやQUEENの愛用でも有名な英国発の老舗ブランドVOX(ヴォックス)。

市場相場価格は約1万円前後。とにかく安くてシンプルなギターアンプが良ければコレが一番おすすめです。

筐体がしっかりしており、箱鳴りによる音もなかなか良いです。

クリーンサウンドが良い音です。歪みを上げるとややファジーなキャラクターですが、頑張ればハードロック/メタルが弾けるくらい結構歪みます。

②:Fender Frontman 10G / Frontman 20G

ご存知エレキギター最大手ブランドFender(フェンダー)。

小さい方のFrontman 10G の市場相場価格は11,200円前後、もう少し大きい Frontman 20Gは14,190円前後。

価格差は約3,000円差ですが、20Gの方をおすすめします。

理由は音色調整(イコライザー)のつまみが、TREBLE(高音域), BASS(低音域)に加えて10Gには搭載されていないMIDDLE(中音域)があるからです。

細かい調整ができるというのは、少し難しいかもしれませんが、バンドで使うアンプはほぼすべてこの3つのつまみがついています。練習のうちから3バンドEQに慣れておくと後々苦労しなくて済むということです。

③:Marshall MG10 / MG15

ロックギター史において欠かすことができないアンプブランドMarshall(マーシャル)。

これもFenderと同じく小さいMG10(12,980円)よりも、少し大きいMG15(18,700円)の方が音色調整(イコライザー)が3つあるのでおすすめです。

しかし「そんな難しいこと最初からイヤ!」とアレルギー反応でそうな人は小さい方の、MG10がおすすめ。

音色調整のつまみが1個しかありませんが、適当な設定でもちゃんとした音が出せます。

またMG15の方にはリバーブを搭載したMG15R、その他エフェクターを複数搭載したMG15FXもありますが、この価格を出すならもっと便利な多機能デジタルアンプを買った方が幸せになれそうです。

④:Orange Crush 12

本当は上記3ブランドだけで良いかなと思ったんですが、見た目が他にはなく個性的なので紹介します。

往年のロックミュージシャンから近年はメタル系にも人気のOrange(オレンジ)。ブランド名の通りオレンジ色の筐体が映えます。

シリーズで一番安いCrush 12でイコライザーが3つついているので、コレで良いでしょう。市場相場価格は16,500円。

ヘッドフォンアンプ5選+α

・住宅環境の都合などでスピーカーを鳴らす事ができない

・スタジオの楽屋などどこでも一人で練習したい

・とにかく安くエレキギターを始めたい

ギター本体に接続し、ヘッドフォン/イヤフォンで音を聞きます。別途ヘッドフォンが必須です。

普段愛用しているイヤフォンも使えますが、音質に直結するので100均をはじめとする安いイヤフォンだと良い音に聞こえません。

スピーカーが無い分大きさもコンパクトです。

①:VOX amPlug2 / Blackstar amPlug2 FLY

ギター用ヘッドフォンアンプ市場を開拓したのがVOX amPlugです。価格が安く、音質も悪くないバランスに優れた製品です。

商品ごとに音色が異なるので選ぶに迷うというデメリットもあります。

その場合はBlackstar ブランドのamPlugが良いです。少しだけVOXより高いですが、クリーンと歪みが切替可能でどんなジャンルにも対応できます。

amPlug2はこんな人におすすめ
市場相場価格
・VOX amPlug2:4,950円前後
・Blackstar amPlug2 FLY:4,950~6,930円前後

●なるべく安いものが良い
●1個の音色で良いならVOX amPlug2
●クリーンも歪みも両方使いたいならBlackstar amPlug2 FLY Guitar

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②:Fender Mustang Micro

Fenderのヘッドフォンアンプ。12種類のアンプサウンドと13種類のエフェクトを内蔵しています。

さらにBluetooth接続が可能で、スマホ等からYouTubeなどの音楽を流しながら一緒に演奏できます。

デメリットは一般的なアンプのような音色調整ができない点です。

EQボタンはFenderがあらかじめ設定した音色に切り替えるだけ。

音作りが面倒くさい/苦手という人にはメリットとも言えます。

Fender Mustang Microはこんな人におすすめ
市場相場価格:16,000円前後●様々ジャンルを演奏したいが、音作りにこだわりは無い
●ギターに挿してすぐに音を出したい

③:Nux Mighty Plug

ヘッドフォンアンプの中ではNuxが一番音が良いです。Fender Mustang Microよりも豊富な種類のアンプとエフェクターを内蔵し、ベースにも対応します。

一般的なアンプと同様EQの調整が可能なので、Fender/VOXのヘッドフォンアンプよりもずっと満足できる音作りが可能です。

ただしセッティングはすべてBluetoothアプリ経由で行う必要があります。好みの音が完成したら保存しておけばアンプ無しでもすぐ音出しは可能です。

NuX Mighty Plugはこんな人におすすめ
市増相場価格:10,000円前後●なるべく安い方が良いけどいろんな音は試してみたい
●様々なジャンルを弾きたい
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④:Nux Mighty Plug Pro

前述のMighty Plugをさらに進化させたモデル。最も高価ですが迷ったらコレが良いです。

Mighty Plugの全ての機能に加えて、USBオーディオインターフェイスとしての使用はもちろん、ループバック機能を併用したライブ配信にも対応可能。

物理ボタンが増えたことで手軽に使いやすくなった点も地味なメリット。

スマホアプリを使わなくてもすぐに音色の切り替えや音量調節ができるので、練習のハードルが下がりモチベーションが上がります。

Nux Mighty Plug Pro
市場相場価格:17,600円前後●多機能が良いけど毎回スマホアプリを開くのは面倒
●手軽にギター配信してみたい・オンラインレッスンを受けてみたい
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⑤:BOSS WAZA-AIR

ヘッドフォンとワイヤレス一体型のヘッドフォンアンプです。

ギターにワイヤレスを接続するだけで、ヘッドフォンから上質なエレキギターサウンドが鳴ります。

ギターケーブルもヘッドフォンのケーブルも無い快適さは、他の製品では体験できません。

ワイヤレスですが音の遅れは、全く感じず安心して使えます。

ギターアンプのタイプも、クリーン〜クランチ、オーバードライブからハイゲインまで搭載。

ディレイなどの空間系やモジュレーション系などエフェクターも一通り内蔵されており、クオリティもさすがのBOSS品質です。

Bluetooth接続で曲を流しながら演奏したり、専用アプリで音作りが行えます。

ヘッドフォン本体のボタンで音量やパッチの切り替えができるので、毎回アプリを接続しなくて良い点です。すぐにギターが弾けるので、練習頻度も上がります。

私もお気に入りで、1年以上愛用しています。

見た目だけではわかりづらい、ベース用もあるので購入の際は要注意。

BOSS WAZA-AIRはこんな人におすすめ
市場相場価格:47,300円前後●完全ワイヤレス環境のヘッドフォンで快適に演奏したい
●ヘッドフォンで没入し、練習に集中したい
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超小型ミニギターアンプ8選+α

・部屋に物を増やしたくない
・テーブルやデスクの上に置いて使いたい
・電池駆動で持ち運びできると便利

超小型ミニギターアンプは手のひらサイズでかさばらないのが最大のメリット。ミニマリストの方にも良さそうです。

アンプを持っている人も買うケースが少なくないので、最初の1台として買ってもずっと使えるでしょう。

Marshall / Fender / Orange

有名ブランドの超小型ギターアンプ。これらは音がどうこうより、見た目で選んだ方が幸せになれます。

スピーカーが小さすぎて良い音を出すのが難しいので、初心者にはおすすめしません。

ヘッドフォンも使えます。コントロールもシンプル。

Orange Crush Miniのみチューナーも内蔵されておりちょっとお得。

こんな人におすすめ
市場相場価格
Marshall MS2:6,000円前後
Fender Mini ’65 Twin:6,000円前後
Orange Crush Mini:6,000円前後
●予算が数千円
●有目ブランドのルックスが好き
●部屋に置いてあるだけでテンションが上がる
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JOYO JA-02 II

レトロでポップなルックスが洒落ている超小型ギターアンプです。

見た目の通り(?)チープなサウンド。

このローファイなサウンドをうまく使えば、ルックスも相まってSNSで注目が集められそう。

Bluetoothと充電バッテリーで使い勝手も良い感じ。これらすべてを兼ね備えたギターアンプは今までになかった、新しくもニッチなミニギターアンプです。

JOYO JA-02 IIはこんな人におすすめ
市場相場価格:7,700円前後
●見た目が好き
●SNSで注目を得たい

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Blackstar FLY3 / FLY3 Bluetooth

サイズは170mm x 126mm x 102mm、重量はわずか900gの超コンパクトデザイン。Marshll/Fender/Orangeの超小型アンプとは一線を画すサウンドクオリティで、発売とともに爆発的な人気を誇りました。

EQは”ISFコントロール”という1ノブで手軽に音作りが可能。ゲインの幅はそれなりに幅広いですが、歪量的にメタルを弾くのは少し難しいかもしれません。

FLY3にはBluetooth機能つきバージョンもあります。スマホなどを無線接続して、YouTubeなどの音楽を再生しながらギターが弾けます。

専用アダプター(FLY-PSU:3,850円)も加えるとちょっと高くなるのが難点。

Blackstar FLY3はこんな人におすすめ
市場相場価格
・FLY3:9,680円前後
・FLY3 Bluetooth:16,720円前後
●小さくて音が良いアンプが欲しい
●音作りをシンプルにしたい
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BOSS KATANA-MINI

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サイズは230mm x 116 mm x 181 mm、重量は1200g。

Blackstar FLY3よりも少し大きいですが、音作りの幅が広いです。

EQは3バンドですし、3chでゲイン幅もあります。メタルも弾けるくらいしっかり歪むディストーションです。ディレイも搭載。

しかしBluetooth機能はありません。音色のキャラクターは、FLY3より少し淡白です。

電源アダプターは一般的なエフェクターでも良く使われる、9Vセンターマイナスが対応します。

BOSS KATANA-MINIはこんな人におすすめ
市場相場価格:11,000円前後●本体つまみで音作りしたい
●Bluetoohは不要
●超小型アンプでメタルを弾きたい
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NuX Mighty Lite BT MKII

中国の新興ブランドNuX。FLY3よりごく若干小さい166mm x102mm x 98mm, 720gのサイズながら、デジタル機能が盛りだくさん。

数多くのアンプとエフェクターのモデリングに加え、メトロノームやリズムトラック機能も備えています。フレーズの練習からアドリブ練習もサポートしてくれます。

基本操作はアプリが必須のため、すぐに弾きたい人には少し面倒です。ただし気に入った音色を保存できるので、音を出すだけならすぐに可能です。

FLY3とは異なり電源アダプターも付属していますし、USB電源での駆動も可能です。

Nux Mighty Lite BTはこんな人におすすめ
市場相場価格:14,700円前後●機械音痴ではない
●超小型であらゆるジャンルに対応できる音が欲しい
●Bluetoothで曲を流しながら弾きたい
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NUX Mighty Air

サイズは 186 x 91 x 98 mm、重量 780g。ステレオスピーカー構造になりましたが、Mighty Lite BTと比べてそれほどサイズは変わりません。

「ギターワイヤレス」と「充電バッテリー」、「ギター・ベース対応のモデリングアンプ+エフェクト」、「Bluetooth機能」まで内蔵したコスパおばけ。

BluetoothアプリではMighty Lite BT同様、音色設定のほか、バッキングトラックの再生も可能です。

NUX Mighty Air
市増相場価格:24,200円前後●コスパ大好き
●ワイヤレスと充電バッテリーで、ケーブルなしの快適な環境で演奏したい
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Positive Gird Spark MINI

サイズは146.5 x 123 x 165 mm、重量1,500g。

レコーディング現場でも使われるソフトウェアBIASシリーズを手掛ける、Positive Gridのアンプ。このアンプのモデリングやエフェクトも、まさにプロクオリティです。

エレキのみならず、アコギ、ベースにも使えます。

ミニサイズですが独自設計のスピーカーと、本体底面にラジエーターを備えたことで、サイズからは想像できない低音域と音圧を出力します。

8時間駆動の充電バッテリー、USBオーディオインターフェイス機能、Bluetoothアプリでは1万以上のプリセット音色をダウンロード、バッキングトラック再生のほか、伴奏を自動生成したり、YouTubeの楽曲のコード解析までできちゃいます。

ギターワイヤレスが無いことだけが、唯一の欠点ですが、小型アンプの中では間違いなく最高音質。

私も使っています。

Positive Grid Spark MINIはこんな人におすすめ
市場相場価格:33,000円前後●超小型アンプでもサウンドは妥協したくない
●コード自動解析で楽曲コピーのサポートをしてほしい
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Positive Grid Spark GO

サイズは125 x 85 x 45 mm、重量346g。

エフェクターくらいのサイズですが、Spark MINIと全く同じく練習に必要な機能が全部詰まっています。

持ち運びにも便利ですし、ストラップに取り付けてヘッドフォンアンプのようにも使えます。

しかし、Spark MINIに比べると小さすぎるので、低音の迫力や音圧に物足りなさは感じてしまいます。

Spark GOはこんな人におすすめ
市場相場価格:22,000円前後
●できる限り小さく、でも便利機能は全部欲しい
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多機能デジタルアンプ5選

・家でギター演奏する際の必要な道具と機能を1台にまとめたい
・それなりの価格で本格的なサウンドが欲しい
・小さな音量でも良い音でスピーカーが鳴って欲しい
・曲を流しながら演奏したり、アドリブの練習がしたい
・Bluetoothスピーカーとして部屋のBGM用スピーカーとしても使いたい

多機能デジタルアンプには下記の機能が搭載されています。

・複数のアンプモデリング

・複数のエフェクター

・Bluetooh接続による音楽再生しながらギターが鳴らせる

・アプリによるアンプ設定

・USBオーディオインターフェイス

家での練習にあると便利な機能を全て搭載しています。機種によってはさらに機能が充実したものもあります。

※超小型アンプで挙げた、「NUX Mighty Air」と「Positive Grid Spark MINI」も多機能デジタルアンプの機能を有します。

①: Marshall CODE25 / Fender Mustang LT40S

シンプル機能の小型アンプ同様、これらのブランドファンならおすすめ。

正直言って特別な機能や特長はありません。

内蔵のモデリングアンプにそれぞれのブランドの名機が多く収録されているので、ファンなら嬉しい、ってことくらいです。

自宅練習にはほぼ必要ないと思いますが、Fenderなら100W出力のMustang GTX100、Marshallなら50W出力のCODE50(100W版は生産完了)がラインナップされている点が、以下に挙げるブランドとは大きく違うところです。

こんな人におすすめです
市場相場価格
・Fender Mustag LT40S:37,400円前後
・Marshall CODE25:29,700円-37,400円前後
●Fenderが好き。Marshallが好き。

②:BOSS KATANA-AIR

boss-katana-air

最大の特長はギターワイヤレスを付属+内蔵しています。

サウンドはザ・BOSSな感じ。BOSSファンじゃないなら、YAMAHA THR-IIの方が多くの人にとって良い音と感じるでしょう。

アンプモデリングは5種類で他の機種より少ないです。

その分エフェクターの種類はかなり充実しています。

アプリでは音色設定のほか、チューナー機能、プリセットのダウンロードが可能です。ACアダプターのほか、単3電池8本でも駆動します。

BOSS KATANA-AIRはこんな人におすすめ
市場相場価格:44,000円前後●BOSSサウンド大好き
●ワイヤレス内蔵アンプが欲しいけど、YAMAHA THR-IIは予算オーバー

③:BOSS DUAL CUBE LX

最大の特長は「ルーパー内蔵」と「ループバック機能搭載の配信対応USBオーディオインターフェイス機能」の2点です。

ルーパーを使用するにはフットスイッチの接続が必要。

ギターの他マイク付きヘッドフォンの接続も可能なので、このアンプとスマホでギター演奏のライブ配信が可能。

モデリングアンプ8種類とエフェクト22タイプを収録。Roland JCアンプサウンドが得られるのもポイント。

ステレオ入力も可能なので、ハイエンドマルチのステレオアウトプットにも対応します。

ACアダプターのほか、単3電池8本でも駆動します。

Bluetooth機能を使うには別売りのアダプタが必要なのがマイナスポイント。

BOSS DUAL CUBE LX
市場相場価格:35,200円前後●Roland JCアンプ用の音作りを家でも研究したい
●ハイエンドマルチと組み合わせて使いたい
●外部エフェクターを使わずにルーパーを使いたい
●手軽にギター演奏の配信をしたい
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④:YAMAHA THR10II Wireless

エフェクトの種類は少ないものの、各モデリングアンプサウンドも上質。ステレオスピーカーの広がりが綺麗で、音源のように整った端正なサウンドです。

歪み量ごとに「CLEAN」、「CRUNCH」、「LEAD」、「HI GAIN」、「SPECIAL」の5種類、それぞれに「CLASSIC」、「BOUTIQUE」、「MODERN」の3タイプ切替が可能な合計15音色を選択可能。

BOSS KATANA-AIRよりもバリエーションが多く、好みのアンプサウンドは必ず見つかるでしょう。さらにベース、アコギにも対応します。

ワイヤレスの受信機が内蔵されており、送信機LINE6 Relay G10TII(別売り:18,700円)を使えばワイヤレスにも対応。

充電バッテリーも内蔵されており、シールドも電源ケーブルも繋がない完全ワイヤレス環境が実現します。

出力が大きく、特にベースでも安心して使えるTHR30II Wirelessと、ワイヤレス・充電バッテリー非搭載ですが安いTHR10IIの全3バリエーションをラインナップ。

YAMAHA THR-IIはこんな人におすすめ
市場相場価格
・THR10II:35,200円前後
・THR10II Wireless:52,800円前後
・THR30II Wireless:64,900円前後
●クリアで整ったサウンドが好き
●ケーブルが邪魔なので、充電バッテリー・ギターワイヤレスで快適に演奏したい
●ベースとアコギでも使いたい
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⑤:Positive Grid Spark

Spark MINIでもご紹介した通り、プロクオリティのアンプサウンド。

モデリングアンプの豊富さもさることながら、がっしりした筐体から放たれるサウンドと反応の良さ、箱鳴り感のあるこれぞギターアンプなサウンドが絶品。Spark MINIより筐体が大きくサウンドは最上級。

音作りが不安でも、世界中のユーザーが作った音色1万プリセット以上がダウンロードできます。有名曲を再現した音色も多数あり、好きなサウンドがきっと見つかります。

コード進行自動解析やバッキングトラック自動生成など、曲のコピーとアドリブの練習が捗るアプリの機能もありがたいです。

しかし、ギターワイヤレスと充電バッテリーが非搭載のため、利便性はYAMAHA THR-IIに劣ります。

サウンドを取るならSpark、利便性を取るならTHRがおすすめ。

Positive Grid Sparkはこんな人におすすめ
市場相場価格:37,400円前後●多機能デジタルアンプでも音質を妥協したくない
●コード自動解析で楽曲コピーのサポートをしてほしい
●ワイヤレスや充電バッテリーは不要

高品質ギターアンプ

上級者
音量がしっかり出せる環境がある
利便性よりも、とにかく音質の良さを重視したい
特にニュアンス・アーティキュレーションが再現できるアナログ回路を使って、繊細な演奏、練習がしたい

スタジオにあるような従来のギターアンプの音質を踏襲し、出力とサイズを抑えたものです。

デジタル回路を使用しておらず、ギターのボリュームやピッキングの強弱で、ニュアンスや音色がコントロールできる高品質なアンプを厳選しました。

①:Roland JC-22

日本のスタジオ、ライブハウスに必ず常設されているといっても過言ではない、名機Roland JC-120の小型版。

硬質でクリアな音色と、真空管アンプとは異なるタッチに敏感な繊細さといったキャラクターはしっかり踏襲されています。

サイズの違いはあるのでJC-120よりも、音圧や特に低音の迫力は劣ります。

JCに慣れている人ならエフェクターの特性もつかみやすく、自宅でサウンドメイクをじっくり試せるのが良い点です。

Roland JC-22はこんな人におすすめ
市場相場価格:41,800円前後●スタジオ、ライブハウスでは常にJC-120を使っている
●エフェクターを含めて家でじっくりサウンドメイキングを試したい
●エフェクトボードの入替が激しく、サウンドの傾向をつかみたい

②:Roland Blues Cube Hot

FenderのBlues Juniorを意識したであろう小型コンボアンプ。

真空管を使用していないため、耐久性が高く、メンテナンスの手間がありません。真空管の消耗による音色の変化がないのがメリット。

サウンドの傾向はJCとは打って変わり、しっかり真空管ライクなサウンドを体現しています。

特に音量を上げた際の真空管特有の粘りと太さを再現。アッテネーターも搭載したことで、小音量でもその特長が感じられます。

Roland Blues Cube Hot
市場相場価格:60,500円前後●デジタルモデリングでは物足りないが、真空管の手入れは避けたい
●真空管サウンドを小音量で楽しみたい

③:Fender Blues Junior IV

小型真空管アンプの名機。品質の高さと人気から現在は第4世代にまで進化しました。

ジョンメイヤーの師、バークリー音大のトモ藤田教授も、書籍の中で練習用アンプとして推奨しています。AssHさんも実際に使っています。

繊細なニュアンスを生かす演奏、タッチで音色を作り出す、といった上級者志向の練習にしっかり対応できます。

3バンドEQを備え、音作りFenderアンプならではの高品位なリバーブも堪能できます。

Fender Blues Junior IVはこんな人におすすめ
市場相場価格:106,040円前後●チューブアンプならではの反応に適応したい
●丁寧な練習をしたい
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④:DV Mark Little Jazz

温かさと透明感が共存した音色で、多くのジャズギタリストが愛用しています。

テンションコードも濁らず、早いパッセージにも追従できる、絶妙な立ち上がりの良さとタイトさが共存しています。

ヘッドフォン端子やAUX IN端子も備え、バッキングトラックに合わせた自宅トレーニングにも対応。

最大出力60WとXLRアウト端子を使えばライブにも対応できます。268 x 268 x 262/6.9kgという軽量コンパクトさを兼ね備えます。

DV Mark Little Jazzはこんな人におすすめ
市場相場価格:55,000円前後●家でも使えるジャズ用アンプを探している
●ライブでも使いたい

⑤:SHINOS x L Rocket

日本のトップミュージシャンを支えるSHINOSの篠原氏と、元VOXアンプのエンジニアによるLee氏の共作。

ここまでに挙げたアンプよりも高価ですが、弾けば誰もが納得のサウンド。クリーンも歪みも最高です。

クリーンは張りと艶があり、歪ませてもニュアンスを損なわない、これぞチューブアンプなサウンドが家庭用サイズのアンプで堪能できます。

真空管の代表格EL34と6L6の2パターンが販売されています。購入後ユーザー自身で交換も可能です。

EL34はMarshallライクなブリティッシュサウンド、6L6はフェンダートーンを思わせるアメリカンサウンドといったトーンの傾向があります。

さらにキャビネットシミュレータを搭載したヘッドフォン端子も備え、スピーカーを鳴らさずとも本格的な真空管サウンドを堪能できます。

W数を切り替えるアッテネータやセンドリターン端子も備え、現代的なニーズにマッチしているのも特筆点。

SHINOS Rock
市場相場価格:30万円前後●最高の1台を探している
●エフェクトボードを組み合わせた理想のサウンドを自宅で堪能したい
宮地楽器 ららぽーと立川立飛店
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ギターアンプは使用用途はもちろん、自分の”好き”を信じて選ぼう

おすすめギターアンプが20機種以上になってしまったので、迷ったらまずは自分に合っているのは5タイプのどれかを最初のフローチャートで決めてみましょう。

分類した5タイプにもそれぞれにフローチャートを用意しましたので、参考にしてください。

初めて買うギターアンプなら「シンプル機能小型ギターアンプ」がおすすめ。はじめの頃は機能が多いと使いこなせない恐れがあります。

そして4ブランドの中から、見た目がかっこいいと思うものか、好きなギタリストが使っているアンプと同じブランドを選ぶと良いでしょう。

2台目以降に買うギターアンプなら、「多機能デジタルアンプ」が人気です。音色の豊富さと便利な機能により、演奏が楽しくなり上達も早くなります。

ちなみに私はスピーカーが鳴らせる時はテーブルに置いて使えるPositive Grid Spark MINIを、ヘッドフォンで練習する際はケーブルが一切なく快適なBOSS WAZA-AIRを使い分けています。

どちらも使用時には電源ケーブルが不要なので、部屋がすっきりしたまま使えるのもポイントでした。

気になった機種は、各モデル紹介文最後の詳細レビュー記事をリンクからご覧ください。

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