【格安完全ワイヤレスアンプ】NuX Mighty Airレビュー

 
●手頃な価格でワイヤレス付多機能アンプが欲しい
●充電バッテリー搭載の小型ギターアンプを探している
●YAMAHA THR IIが欲しいけど、価格が高くて買えない

という人のために、元楽器屋店員のYosh(@yoshguitarblog)が、NUX Mighty Airをレビューします。

NUX Mighty Airは小型ギターアンプながら、アンプ・エフェクト以外にもワイヤレスやバッテリーを内蔵し、自宅練習に必要な機能を網羅。YAMAHA THRと比べると筐体が小さいため、音域が狭いですが、数万円以上の価格差があり、Mighty Airはかなりコスパが高いアンプと言えます。

NuX Mighty Air 特徴

①:ギターワイヤレス内蔵

②:Bluetoothアプリ対応

③:リズムマシン・バッキングトラック内蔵

④:ギター・ベースに対応

⑤:最小クラスのサイズ

⑥:充電バッテリー、USB電源の2way

⑦:自宅練習はコレ1台でokなのに安い

特徴①:ギターワイヤレス内蔵

ギターからアンプまでのケーブルは不要です。

家庭用ワイヤレスはあまり必要ないと思っていた方も、実際に使うと今までのケーブルのストレスが解放され病みつきになったという方も珍しくありません。

レイテンシ(音の遅れ)は、ほとんど感じませんし、アンプから出てくる音はモデリングなので、音質変化もくそもないですねw

しかもアンプ本体に差し込むだけでワイヤレスの充電が開始されます。

フル充電で約3.5時間駆動します。

できる限りギターを演奏する前のハードルを下げる環境を作ることが、上達のポイントのひとつでもありますので、

このメリットは決して小さくありません。

特徴②:Bluetoothアプリ対応

ariaguitars.comより引用

スマホやタブレットとBluetoothで接続すればオーディオスピーカーとしても使用できます。

曲を再生したり、YouTubeの音源を流しながら同時にギターを弾いくこともできます。

さらにMighty Airに対応するアプリ “MIGHTYAMP” を で無料でダウンロードでき(iOS、Android両方に対応)。

アプリによりアンプ、エフェクターのセッティング、リズム、バッキングトラックなど、本体のつまみだけでは操作できないすべての機能を使用できます。

特徴③:リズムマシン・バッキングトラック内蔵

全 11種類のリズムパターンを内蔵

・メトロノーム

・ポップ

・メタル

・ブルース

・スイング

・ロック

・バラードロック

・ファンク

・R&B

・ラテン

・ダンス

BPMの調整は、細かく設定もできますしタップテンポでもスピードを調整できます。

さらにリズムだけでなく、アプリにはギターや鍵盤の音も入ったバッキングトラックもジャンル別に25種類収録しています。

特徴④:ギター・ベースに対応

ギター及びベースに対応しています。

Mighty Lite BTよりもさらにモデリングアンプ、エフェクターも追加されています。

かも、ギターだけでなく、ベースにも対応。アコギシミュレータも内蔵しています。

Guitarモード
Acoustic Guitar シミュレータ
Bassモード

2インチサイズのスピーカーが2発入ったステレオ仕様なので、ギターにもベースにも対応できますし、さらにBluetoothの音楽再生も良好です。

特徴⑤:最小クラスのサイズ

サイズは 186(L) x 91(W) x 98(H) mm、重量はわずか 780g。

家庭用アンプとしてもかなり小さく、部屋に置いても全く邪魔になりません。

特徴⑥:充電バッテリー、USB電源の2way

電源はUSB Type-Cケーブルもしくは、内蔵の充電バッテリーで駆動します。

充電バッテリーでは約18時間も使えます。

これだけ長ければ練習用としてはもちろん、野外でのBGM用スピーカーとしても使えそうです。

特徴⑦:自宅練習はコレ1台でokなのに安い

・ワイヤレス

・ギター/ベース兼用

・エフェクター内蔵

Bluetooth

・リズム

・内蔵充電バッテリー

これだけの機能がついて実売価格で26,400円(税込)は安すぎます!

市場初めてワイヤレスが内蔵されたギターアンプBOSS KATANA-AIRで4万円台ですから、約半額です。

NuX Mighty Air デメリット 

①:(アップデートで解決)一部モデリングアンプは3EQ無し1TONE
②:ベース使用時はアプリ必須
③:筐体が小さいので普通サイズのアンプに比べて音域が狭い

デメリット①:(アップデートで解決しました)一部モデリングアンプは3EQ無し1TONE

新しく追加されたモデリングアンプを除き、アンプのイコライザーが1トーンのみとなっています。

良く言えば、初心者の方も含めて音作りはしやすいかもしれません。

Mighty Airで新しく追加されたモデリングアンプはアプリでのみ、Bass, Middle, Trebleの3バンドEQがあります。

こちらはアップデートにより全てのアンプモデリングで、3バンドEQ(もしくはそれに相当する)コントロールが追加され音作りの幅が広がりました。

デメリット②:ベース使用時はアプリ必須

デメリット①に通ずる部分ですが、ベースで使うためにはベースモードへの切替が必要ですが、

その切替はBluetooth接続するアプリでしかできません。

ギターとベースの両方で使いたい方には少しだけ面倒かもしれません。

デメリット③:筐体が小さいので普通サイズのアンプに比べて音域が狭い

そのため普通サイズのアンプに比べてスピーカーが小さいため、サウンドに豊かな低音域が持たせづらく中音域にまとまった音色になってしまいます。

これはBluetoothで音楽を鳴らす時にもよくわかります。

部屋に置いても邪魔にならないし持ち運びにも便利な超コンパクトサイズとのトレードオフですね。。。

MightyAir サウンド

各国でもレビュー動画が上がっています。

普通にいい音ですよね。

最後の動画ではアプリの操作感も伝わると思います。

YAMAHA THR10II Wirelessとの違い比較

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仕様NuX
Mighty Air
YAMAHA
THR10II Wireless
ワイヤレス 付属 別売
アンプモデリング 13種類 24種類
対応楽器 ギター・ベース ギター・ベース・エレアコ・ライン入力
リズム機能 あり なし
USBオーディオインターフェイス なし あり
スピーカー 2インチ*2 約3インチ(8cm)*2
サイズ(mm) 186 x 91 x 98 368 x 183 x 140         
重量(g) 780g 3,200g
市場相場価格26,400円 52,800円+ワイヤレス13,500円

ワイヤレス、Bluetooth接続、充電バッテリーなど、デスクトップアンプというカテゴリを作ったYAMAHAが、後発ブランドがつけた追加機能を網羅しアップグレードされたTHR10II。

ギター・スマホ・電源の3つ全てのケーブル無しで使用できる完全ワイヤレス化アンプ

ヤマハが唯一達成できていなかったポイントである、”コストパフォーマンス” を実現した完全ワイヤレスデスクトップアンプこそがMighty Air です。

長く使うものだから、ある程度の金額が出せるという感覚があり、音質は妥協したくないなら YAMAHA THR10II ですし、

音質はそれなり(悪くはありません、全然使える音です)、安くて小さい、ワイヤレスがついたアンプなら Nux Mighty Air 一択です。

とにかく安く!ワイヤレスは無くても良い!という方なら同社NuX Mighty Lite BT をどうぞ。

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