おすすめできない練習ツール VOX VGH-AC30 ROCK BASS レビュー

2021年1月1日
2021年8月15日
アンプ, 製品レビュー
VOX

アンプ

ヘッドフォンに直接挿せるヘッドフォンとして注目を浴びたAMPHONEの後継機種VGHが

いつも通り純粋なレビュー記事を書いていくうちに、おすすめできないという結論に至ってしまいました。（KORGさん、すみません。。。）

その理由と、これに代わるおすすめ商品をご紹介します。

1 VOX VGH特徴
2 デメリット
3 BOSS WAZA-AIR比較
4 まとめ

VOX VGH特徴

ギター/ベースに直挿しできるヘッドフォン
エフェクター内蔵
オーディオテクニカ製ヘッドフォン
AUX IN端子
その他仕様

特徴①：ギター/ベースに直挿しできるヘッドフォン

BOSS WAZA-AIR対抗馬!? VOX AMPHONE

amPlugのヘッドフォン版、Amphoneがモデルチェンジしました。

今回は全3機種。いずれもパッシブ・アクティブどちらでも使用可能です。

VGH-AC30

VOXのフラッグシップモデルにしてギターアンプの名機AC30直系サウンド。

クリーンからクランチで使用できます。

VGH-ROCK

メーカー紹介文に80-90年代に代表されるスタックアンプとありますが、おそらくMarshall JCM800か900を目指したサウンド。

VGH-BASS

その名の通りベース用。レンジが広くクリーンなサウンドです。

特徴②：エフェクター内蔵

ギター用のAC30およびROCKには（コーラス/ディレイ/リバーブ）の3種類を、本体の１つのノブで切替および音量調整します。

ベース用ではコンプレッサーとして機能し、かかり具合を調整できます。

特徴③：オーディオテクニカ製ヘッドフォン

ヘッドフォン部は日本が世界に誇るオーディオテクニカ製。

音圧やサウンドの質はもちろん、快適な装着感や収納しやすいようイヤーパッドが回転する機構になっています。

電源オフ時には通常のヘッドフォンとしても使えます。

ただしギターで使うことが前提なので、インプットは標準フォーン端子のためスマホなどで使用する際にはミニプラグへの変換が必要です。

特徴④：AUX IN端子

この端子にスマホなどの外部音源を接続することで、音楽を鳴らしながらギター/ベースを演奏できます。

YouTubeで検索すればジャムやアドリブの練習用の素材はいくらでもあります。

ちなみに電源off時は機能しません。

特徴⑤：その他仕様

外形寸法：195(W) x 160 (D) x 50 (H) mm

質量：230g（電池含まず）

ケーブルの長さは1.6m

価格　13,750円

デメリット

単4電池駆動
音色バリエーションが少ない
ケーブルが邪魔

デメリット①：単4電池駆動

今どき単4電池駆動は萎えますね。。。多少重くなってもUSB充電だとありがたかったのですが。

ちなみにその電池寿命は以下の通り。

AC30/ ROCK：約7時間（マンガン乾電池）、約16時間（アルカリ乾電池）

BASS：約8時間（マンガン乾電池）、約20時間（アルカリ乾電池）

デメリット②：音色バリエーションが少ない

対抗馬となるBOSS WAZA-AIRや、NUXMighty Plugでは内蔵のアンプモデリングやエフェクトが多彩で、どんなジャンルにも対応できましたが、

VOXのこちらは、1機種につき1音色しか出せません。

ADIO-AIRなどの技術もあるのだから、アナログ回路にこだわらない方が、ユーザーに受け入れられたと思うのですが。。。

多少高価になってもBOSS WAZA-AIRよりは安くできたのでは、と感じます。

デメリット③：ケーブルが邪魔

ギターに挿す分はそこまで気にならないのですが、AUX端子も使用するとヘッドフォン側に2本もケーブルが接続されてしまいます。

そして外部音源をテーブルの上に置いて、演奏の邪魔にならないように、、、などと考えるとそのケーブルもそれなりに長さがないと調子が悪いですね。

BOSS WAZA-AIR比較

	VOX VGH	BOSS WAZA-AIR
接続方法	ケーブル	ワイヤレス
アンプ数	1種類（機種別）	5種類
エフェクト数	ギター3種/ベース1種	50種類以上
Bluetooth	なし	あり
外部音源	AUX IN (有線）	Bluetooth（無線）
電源	単4電池x2本	USB充電
駆動時間	最大20時間	5時間
重量	230g（電池除く）	320g
相場価格	13,750円	44,000円