Bare Knuckle ピックアップ
イギリスのハンドワイヤリング(手巻き)ピックアップブランド、Bare Knuckle(ベアナックル)。
当初PAF系ハムバッカーに定評がありゲイリー・ムーアやレニー・クラヴィッツなども使用していました。
その後ペリフェリーのミーシャ・マンソーのシグネチャーピックアップJuggernautを発表すると、
AftermathやNailbombといったクリーンとハイゲインのどちらにも使えるモダンメタルに対応するピックアップもまた、高い評価を受けています。
派手なピックアップカバーのキャッチーなルックスでもアイデンティティを確立しています。
Boot Campシリーズ
Boot Camp(ブート・キャンプ)はベアナックルピックアップの普及価格帯版ですが、製法はハンドワイヤリングです。
出力順にOLD GUARD、 TRUE GRIT、BRUTE FORCEがあり、
それぞれに、ストラト、テレキャス、ハムバッカー、P90の4種類が存在します。
Boot Camp Humbucker Brute Force
国内でもリプレイスメントピックアップとしてはあまり流通していませんが、
ブートキャンプで最もハイゲインなハムバッカーBrute Forceのみ、
Ibanezやstrandberg、Xoticといったギターにプリインストールされるなど、目にする機会が増えてきました。
マグネットはセラミックでプログレッシブメタル、スラッシュ、ハードコア、エクストリームメタルに最適なハイゲインピックアップとなっています。
サウンドとしては芯がしっかりとしたファットなサウンド。
ミッドがしっかり出ていますが、鼻詰まり感は無く、低域も高域もバランス良く鳴ります。
また高出力とは言え、歪まずクリーンも出せるピックアップです。
Seymour Duncan 比較
個人的にも好きなSeymour DuncanのモダンハイゲインピックアップNazgul。
djent系ピックアップというコンセプトは同じですが、Brute Forceとはちょっと違います。
Brute Forceの方がファットかつ密度のある分厚いサウンド。
デジタルモデリングアンプはハイゲインでもけっこうハイファイなキャラクターを持っているので、
Brute Forceのファットな特徴と良いバランスで交じりあってくれます。
比較するとNazgulの方が少し太さが控えめでハイからプレゼンスまで派手なサウンド。
コイルタップ時もこのキャラクターが生きるので、エフェクトのノリも良いです。
またチューブアンプで鳴らすとモダンサウンドがサクッと出せるイメージです。