音作りで悩む前に気をつけるべき3つのポイント
理想の音作りができず、機材だけ増えてしまう・・・
という方のための記事です。
エレキギターで演奏以上に難しいのが音作りかもしれません。
教則本でもYouTubeでも、演奏テクニックのレッスンはあふれていますが、意外と音作りの具体的な手引きは少なかったりします。
この記事では音作りに悩んでいる方に、
ギターアンプのつまみを回す前に、
音作りで悩む前に気をつけるべき3つのポイントをご紹介します。
弦は交換しているか
ピッキングを意識しているか
①:ギターの調整は適切か
独学では一番気付きづらいポイントです。
最も大きな点は、ネックの状態・弦高です。
例えばネックが順反りであればあるほど、音は太く・丸くなります。
ブルース系だったり、ヴィンテージスタイルの枯れ感のあるサウンドを目指している場合は
ネックはまっすぐよりも、少し順反りさせる方が効果的な場合が多いです。
しかし順反りがヒドイと抜けが悪かったり、歪みのノリが悪かったりします。
一方メタル系のハイゲインディストーションの場合は、
ネックをストレートにすると、歪みのノリも良く高域もしっかり出ます。
しかし弦高を下げ過ぎると、ギター全体が響かずペチペチした芯のないサウンドになってしまいます。
この辺の調整は音作りには必須です。
極端な状態や力を込めなければ簡単に壊れませんので、ギターをいろいろいじって調整に挑戦してみるか、
評判の良い楽器店やリペアショップにお願いしてみてください。
マジで劇的に変わります。
②:弦は交換しているか
3つの中で一番手軽に音作りの悩みを改善できるポイントです。
死んだ弦を張ったままで、抜けが悪いという相談を受けることは少なくありません。
弦を新品に変えるだけで改善するケースもあります。
そもそも録音やライブの前には新品の弦に交換しますよね?
普段からその状態での音作りに慣れておかないと、いざ本番の時にスムーズな音作りができなくってしまいます。
こまめな弦交換が面倒な人はコーティング弦を使用しましょう。
交換時期や他にも錆びた弦を使うデメリットはこちらの記事もご覧ください。
また、弦のゲージ(太さ)によってもサウンドが変わります。
③:ピッキングを意識しているか
最も難しく、最も重要なポイントがピッキングです。
弱々しい、弦にまとわりつくようなピッキングでは弦がしっかり響きませんし、
だからと言って太い、迫力のある音を出そうと力を入れたピッキングではギターは理想の鳴り方をしてくれません。
柔らかい音が欲しければネック寄りでピッキングをする必要がありますし、
鋭い音が欲しければブリッジよりでピッキングする必要があります。
このあたりの感覚を身に着けるためには、家での練習でもアンプの使用は必須です。
ちなみに使うピックの素材や形、厚さによっても音も変わります。
まとめ
演奏が上手な方は、サウンドも良いですよね?
そして今あげた3つのポイントは、プロなら絶対に気を付けています。
演奏者自身、人によってはギターテック(ミュージシャン専属のテクニシャン)が
ギタリストの好みセッティングに仕上げています。
一回のライブでも、次の曲までに弦交換を完了させたり、
レコーディングの時は1曲ずつ、しまいには1フレーズずつ弦交換している
なんてインタビューを聞いたことはありませんか?
そして、一流ギタリストは自分の機材ではなくても、その場にあったギターやアンプなのに
いつものそのギタリストの音が出ていた・・・なんて逸話も聞きますよね。
これもアンプでの音作りはもちろん、ピッキングを中心に、テクニックが音に大きな影響を及ぼしている裏付けでもあります。
というわけでこれら3つのポイントが理解できたら、こちらの記事もご覧ください。