使っている歪みがイマイチ気に入らない
という方のために楽器屋店員のわたしがおすすめするディストーション6機種をご紹介。
まずは使用目的を決めましょう。
オーバードライブでは歪みの量が足りない、というシチュエーションは下記の目的が多いのではないでしょうか。
ギターソロ
メタルのリフやメロコアなどのバッキング
ディストーションによる伸びのあるサスティンはソロが弾きやすいですし、必須の方も多いです。
一方、ギタリストはギターソロの方が意識しがちですが、
ジャンルによってはディストーションでバッキングをすることも多いです。
その場合は、当然ソロよりもバッキングの方が曲中に占める割合が多いので(1曲中の9割がバッキング、1割だけがソロの割合)、
気持ちよくパワーコード、ブリッジミュートで弾けるディストーションはこだわりたいですね。
下記の目的で歪ませたいならオーバードライブにしましょう。
ギターロックのコードストローク
クランチでのカッティング
ブルージーなソロ
それでは価格別、用途別でおすすめディストーション機種をご紹介。
1万円台おすすめディストーション
お手頃な価格なので初めてのディストーションとしてもおすすめできる、良質な2機種です。
ソロ用におすすめ BOSS DS-2
ニルヴァーナのカートコバーンやレッチリのジョンフルシアンテが使っている事でも有名なDS-2 TURBO Distortion。
モードが2つありますが、ターボ2ならゲインを上げても中音域が出てくるのでソロにも合います。
サスティンが長いのでオーバードライブよりもソロが弾きやすいはずです。
リフ用におすすめ BOSS ML-2
低価格帯でブリッジミュートを、真空管アンプの様に気持ちよく分厚いローミッドが出せるディストーションはなかなかありません。
それを1万円前半で実現しているありがたい機種がBOSS ML-2 Metal Core。
BOSSはメタルゾーンMT-2の方が有名ですが、パラメータが多く音作りが少し難しいです。
しかしこのML-2は、低域と高域のバランスを整えるだけでok。
2万円台おすすめディストーション
ソロ用におすすめ suhr Riot
良質なディストーションとして長年売れ続けている、Riot(ライオット)。
ブランドはハイエンドギターブランドとして有名なsuhr(サー)。
深く歪ませても音が潰れず、重低音が出ないため抜けの良いリードサウンドが得られます。
重心が低すぎないのでメロコアなどではリフにもマッチします。
リフ用におすすめ Leqtique 10/10
日本のハンドメイドエフェクターブランドの草分け的存在、Shun Nokina氏のブランドLeqtique(レックティーク)。
Leqtiqueをここまでの地位に築いたのは9/9(ナイン/ナイン)の方だと思いますが、これはRiot系のディストーション。
こちら10/10(テン/テン)は9/9をさらに攻撃的にしたコンセプトで、重低音と高音域をさらに強化したモデルです。
予算度外視
ディストーションは詰まるところ真空管アンプのようなサウンドを求めている方が多いと思います。
これら2機種は、もはや真空管アンプのハイゲインと感じるほどの上質な歪みです。
ソロ用におすすめ Diezel VH-4 Pedal
デジタルモデリングではなく、正真正銘のディーゼルサウンドをアウトプットします。
コントロールもアンプと同様なので、リフにもソロにも使えるのですが、
少し硬く、立ち上がりの早いサウンドが出せるのでソロ向きに選出しました。
リフ用におすすめ Friedman BE-OD
改造マーシャル系サウンドですが、抜けは良いですがマーシャルのキンキンなような感じも無いですし
ローミッドが豊かでとにかく図太く、ブリッジミュートでズンズンできる数少ないペダルです。
どんなアンプを使っても最高のサウンドが得られます。
音圧感は動画では伝わりませんのでぜひ弾いてみてください。
メタル向きディストーションをお探しならこちらの記事もご覧ください。
機材の設定や音作りが苦手という方にはVivieがおすすめです。