自宅練習用おすすめ小型ベースアンプ16選【選び方】

 

家での練習ならアンプは無くても良い?

自宅練習用アンプの選び方は?

欲しいベースアンプがわからない

という人のための記事です。

現役楽器屋店員のyosh(@yoshguitarblog)です。

今回は自宅練習用ベースアンプ13機種を予算、性能、サウンドそれぞれの観点から解説します。自分に合ったアンプが見つからない、どの機種を選べば良いかわからないという人はぜひ参考にしてください。

ギター用アンプについてはこちらの記事をご覧ください。

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一人の練習でもアンプが必要な理由3つ

そもそも家で弾くだけなのに、アンプが必要なのか?という疑問があるかと思いますが、答えは必要です。

その理由は

①正しいピッキングの力加減が身につく

②ミュートすべき不要な音も聞こえる

③楽しい

①:アンプを通さないで練習すると、自分でも聞こえるように常に大きな音で鳴らそうと思って力んだり、弱い音を出すための力加減がわからず、身に付かなくなってしまいます。

②:弾いていない他の弦が共振して、ミュートしなければいけない音に気付かずに練習を続けていると、いざアンプで鳴らした時に雑音だらけの汚い音で弾くことになってしまいます。

③:あと大事なのが、良い音なら弾いていて楽しいということです。楽しむことこそ上達への近道です。

というわけで最低1台は家でも使うためのアンプを用意しておきましょう。

自宅練習用ベースアンプはサイズで選べばok

ネット上にあるベースアンプの選び方を見ていると、「家で弾くなら何ワット以下とか、何ワット以上ならライブでも使える」といった説明が散見されますが、

”自宅練習用”を目的としたベースアンプはワット数は無視して、アンプ自体のサイズ(大きさ)で選ぶのがベストです。

例えば小型でもワット数が大きくなるものもありますし、じゃあそれが家で使えないかと言えばそんなこともありません。

またライブ(バンド内)でも使えるアンプは、低音をしっかり出すためにそれなりにスピーカーの大きさが必要です。そういったものは一般的な住宅環境で鳴らせる音量だと良い音にならないので、家用とライブ用の別々で用意するのが得策です。

今回は一般的な家庭で使えるサイズのアンプを厳選してご紹介します。

ベースアンプの選び方【機能・性能の違い】

自宅練習用に最適なアンプは大きく4つの種類に分類されます。

シンプルにベースの音が鳴らせれば良いという人は、シンプル機能小型ベースアンプ

とにかく小さいサイズが良いという人は、超小型ベースアンプ

スピーカーは一切鳴らさない、自宅以外でも練習したいという人は、ヘッドフォンアンプ

アンプモデリング・エフェクター・Bluetooth・チューナーなど、便利な機能を1台で済ませたいという人は、多機能ベースアンプ

がおすすめです。それでは各タイプごとにおすすめ機種とそれらの比較でご紹介します。

シンプル機能小型ベースアンプ4選

はじめての1台としてや、多機能だと操作などが面倒になりそうという人向け。

ヘッドフォン端子を使えばスピーカーを鳴らさずに演奏可能です。

 VOX
Pathfinder Bass 10
Fender Rumble 15Hartke HD25PJB
Double Four Plus
出力10W15W25W90W
ヘッドフォンあり(標準ステレオ)あり(標準ステレオ)あり(標準ステレオ)あり(標準ステレオ)
AUX INなしあり(ステレオミニ)あり(ステレオミニ)あり(ステレオミニ)、Bluetooth
コントロールドライブ/トレブル/ベース/ボリューム/ブライトスイッチボリューム/ベース/ミッド/トレブルボリューム/ベース/ミッド/トレブルインプットレベル、ベース、ミドル、トレブル、マスターボリューム
サイズ380 x 170 x 277 mm380 x 380 x 203 mm387 x 355 x 254 mm329 x 203 x 215 mm
重量5.6kg7.26kg11.2kg5.1kg
市場相場価格10,000円~14,000円前後17,600円前後20,000円~25,000円71,500円前後

VOX Pathfinder Bass 10

このサイズ感のベースアンプの中で、価格が安くサウンドもそれなりに良いというさすがはVOXブランド。

さらに歪みチャンネルも装備。軽量なのもポイントです。

欠点はミッドコントロールが無いためアンプ自体の使い方が身に付かないことと、外部入力端子が無いので、音源を流しながら曲と合わせて演奏することができません。

とにかく安いベースアンプが欲しいという人におすすめ。他ブランドの同価格帯かそれ以下のアンプより圧倒的に良い音です。

とは言え低域の迫力に欠けるため、それがイヤな人はFenderかHartkeからお選びください。

Fender Rumble 15

みんな大好きFenderブランドの家庭用ベースアンプ。

VOX Pathfinder Bass 10よりも大きい分、低音域の迫力も十分。

温かみのある素直なサウンドで、指弾きがメインの人、伝統的な渋めのジャンルが好きな人におすすめ。

外部音源入力もあり、YouTubeなどの曲を流しながらの演奏も可能。

Hartke HD25

スピーカーに紙製とアルミコーンを用いることで、小型ながらもハートキーならではのモダンなサウンドが得られる本機。

クリアなサウンドなので現代的なジャンルが好きな人、バキバキなスラップが好きな人はFender Rumble 25よりもこちらの方がおすすめ。

ヘッドフォンや外部入力のAUX INはありますが、他の2機種と異なり歪みはありません。

PJB Double Four Plus

デスクトップアンプのサイズでありながら、プロベーシストも納得の音質を誇る高評価のベースアンプ。

パッシブラジエーターなど専用設計による、サイズを越えた低音域の再生が可能で、5弦や6弦ベースでも音程がしっかり聞こえます。

クリアな音質で、ジャズ系のプレイヤーに特に人気です。

練習からミニライブにも対応する90W出力。

超小型ベースアンプ3選

技術の進歩が可能にした机に置いても邪魔にならない脅威の小型サイズ。

小さいながらもベース用なのでちゃんと使える音になっています。

音より本体のサイズ最優先の人はこちらからどうぞ。

とは言えPJB NANOBASS X4は前述の25Wアンプに引けを取らないサウンドです。

 Blackstar
FLY3 Bass
NuX
Mighty Air
PJB
NANOBASS X4C
電源単三電池6本 or
電源アダプター
内蔵充電バッテリー or
USB Type-C
電源アダプター or USB Type-C
出力3W10W35W
ヘッドフォンステレオミニステレオミニステレオミニ
外部入力ステレオミニステレオミニステレオミニ
Bluetoothなしオーディオ&アプリオーディオ
サイズ170 x 126 x 102 mm186 x 91 x 98 mm160 x 200 x 197 mm
重量0.9kg0.78kg2.4kg
市場相場価格9,000円前後27,420円約40,000円

Blackstar FLY3 Bass

市場最小サイズのベースアンプ。

このサイズながら豊富なコントロールを搭載。

SUBコントロールというつまみにより、極詳サイズのアンプながら低域の周波数がミックスされ、ベース音に広がりが追加されます。

それぞれ1ノブのEQとコンプレッサーを装備、ゲインコントロールにより様々なタイプのサウンドメイクが可能です。

単三電池駆動のためどこへでも持ち運びできます。

安くて小さいものが良いという人におすすめ。

NuX Mighty Air

ワイヤレスまで付属した超小型アンプ。

このサイズながらスピーカーが2発搭載されたステレオ仕様で、Bluetoothによる音楽再生にも向いており、機能自体も後述の多機能アンプに迫る内容。

Bluetooth接続ではYouTubeなどの音源を流すことに加えて、専用アプリにてアンプのセッティング・エフェクト調整を行うことができ、

ベースとの接続も含めて完全ワイヤレス環境が実現します。

演奏するまでのハードルを極限まで下げており、利便性を追求したい人におすすめ。

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PJB NANOBASS X4C

機能を削ぎ落しながらも、サウンドには一切妥協のない超小型ベースアンプ。

3バンドEQに加えてインプットレベルを備える点もさすが、パッシブ・アクティブいずれのベースにも最適化します。

スピーカー1発のモノラル再生ながらもBluetoothはハイレゾクラスにまで対応。

演奏・練習に集中したい、タッチにも忠実でサウンドも妥協したくないという中から上級者にもおおすすめできます。

NANOBASS X4と、USB-PD規格モバイルバッテリー対応のNANOBASS X4Cがあります。

詳細レビューは下記記事をご覧ください。

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ヘッドフォンアンプ5選

家でスピーカーは一切鳴らさないという人はヘッドフォンアンプがおすすめ。場所を取らず価格も手ごろ。

アンプを持っていても1個あると便利なアイテムです。

ただしヘッドフォンアンプを使用する際にひとつ注意点があります。

音質は使用するヘッドフォン・イヤフォンに依存するため、あまりに安すぎるものを使用すると期待する音質が得られません。

特にベースは低音域が重要なため、イヤフォンよりもヘッドフォンの使用をおすすめします。

 VOX
amPlug2 Bass
VOX
VGH-BASS
NuX
Mighty Plug
PJB
BIG HEAD  PRO V2
BOSS
WAZA-AIR BASS
電源単4電池2本単4電池2本内蔵充電バッテリー内蔵充電バッテリー内蔵充電バッテリー
最大駆動時間マンガン:9時間
アルカリ:17時間
マンガン:8時間
アルカリ:20時間
3時間8時間5時間
外部入力ステレオミニステレオミニBluetoothステレオミニ/Micro USBBluetooth
コントロールボリューム、トーン、リズムのボリューム/テンポゲイン、トーン、ボリューム、エフェクトBluetoothアプリ マスターボリューム、インプットゲイン、トレブル&ベース・コントロールボリューム、chアップ/ダウン
サイズ86 x 38 x 31 mm195 x 160 x 50 mm81 x 41 x 30 mm75 x 149 x 24 mm
重量40g230g62g290g320g
市場相場価格7,000円前後10,000円前後10,000円前後39,600円49,500円

VOX amPlug2 BASS

ベースに挿してヘッドフォンで聞けるベースアンプ。

このサウンドと機能を、このサイズと価格に収めたのは驚異的と言える製品。

音作りの幅は狭いもののアクティブベースにも対応できるよう、3段階のゲイン切替が可能。

さらに9種類のリズムパターンも内蔵。

AUX INも搭載し、一人でサクッと演奏を楽しむ分にはそれなりに使えちゃう便利アイテムです。

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VOX VGH-BASS

ヘッドフォン自体にアンプが内蔵されており、ヘッドフォンを直接ベース本体に接続する無駄のない製品コンセプト。

しかもヘッドフォン部分はオーディオテクニカ製。

コンプレッサーを内蔵しているとはいえanPlug同様、ライン臭さがやや残るサウンドなのと、AUX INを挿すとヘッドフォンから2本のケーブルが出てくるためちょっと煩わしいのが難点。

こちらの個別記事では酷評していますが(笑)、選択肢がないベースであればまぁアリかなとは思います。

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NuX Mighty Plug

VOX amPlugの強化版とも言える製品。

Bluetooth接続によるアプリにより、ベースモデリングやエフェクト、リズムマシンなども使える多機能ヘッドフォンアンプ。

メトロノームでじっくり練習するも良し、Bluetoothで音源を鳴らしながら演奏を楽しむも良し。

それでいて約1万円と安価なので、ヘッドフォンアンプの中では一番おすすめ。

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PJB BIG HEAD PRO V2

10Hzから40kHzの再生帯域を備えるプロ仕様ヘッドフォンアンプ。

アナログ接続のAUX INに加え、USBでのデジタル入力にも対応、いずれも高音質で再生します。

ラインアウトによる外部機器との接続や、USB接続でオーディオインターフェイスとしても録音にも使えます。

この価格も納得のサウンドではありますが、Bluetoothやリズムマシンなどの便利機能は無く、ストイックに演奏するだけ、高音質で聴くための玄人向け製品。

BOSS WAZA-AIR BASS

boss-waza-air-bass01

WAZA-AIR BASSが唯一無二である特徴が、オールワイヤレスでベースの練習できるということです。

ベース本体にBOSSのワイヤレス送信機を挿すだけで、ヘッドフォンであるWAZA-AIR BASSから本格ベースサウンドで演奏できます。

iPhone等とBluetoothにて無線接続で、好きな曲を鳴らしてコピーしたり、YouTubeなどに上がっているカラオケ音源などでジャムセッションの練習が可能。

思い立ったらすぐに演奏できる上に、すべてのケーブルのわずらわしさから解放される、練習に没頭できるアイテムです。

サウンドの調整はアプリからも行うことができ、トラッドからモダンなサウンドまで様々なジャンルに対応します。

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boss-waza-air-bass

多機能ベースアンプ4選

すべてのジャンルを網羅できる複数種類のアンプタイプが切替でき、エフェクターも内蔵、チューナーも搭載、

さらにスマホ/タブレットなどとBluetooth接続することでYouTubeなどの音源を流しながら演奏したり、アンプの調整まで行えるなど

アンプ1台に練習に必要なすべての機能が欲しい、という人には大変便利な多機能アンプはこの4機種。

 Fender
Rumble Studio 40
VOX
Adio Air BS
YAMAHA
THR30II Wireless
Positive Grid
Spark40
出力40W25W+25W15W + 15W40W
スピーカー10インチ3インチ x 2発3.54インチ x 2発4インチ x 2発
電源電源ケーブル電源アダプター or 単三電池8本電源アダプター or
内蔵充電バッテリー
電源アダプター
Bluetoothオーディオ/アプリオーディオ/アプリオーディオ/アプリオーディオ/アプリ
USBオーディオインターフェイスありありあり(Cubase AI付属)あり
ワイヤレス受信機なしなしあり(LINE6 Relay G10TII対応)なし
アンプモデリング数16種類11種類(アプリ使用で17)3種類(ギター含め全24種類)4種類(ギター含め全33種類)
エフェクト数52種類8種類(アプリ使用で19種類)9種類(アプリ使用で11種類)43種類
サイズ419 x 305 x 429 mm360 x 165 x 163 mm420 x 195 x 155 mm350×180×190mm
重量8.6kg2.9kg4.3kg5.2kg
市場相場価格39,600円25,000円から30,000円前後59,400円44,000円

Fender Rumble Studio 40

他社多機能アンプに比べサイズはやや大きいですが、低音の再生能力、モデリング・エフェクト数が多いのがメリット。

ヘッドフォン端子はもちろん、こだわりのエフェクターも接続できるセンドリターン端子、XLRキャノン出力など出力端子の多さからオールインワンアンプながらも拡張性にも長けています。

ディスプレイが大きくチューナーの視認性も3機種の中で最も見やすいと言えます。

もちろんBluetoothによるアプリ操作で音色の調整や保存なども可能。

オーディオも再生可能ですが、スピーカーが1発ということもあり音源再生のクリアさにはやや欠ける印象。まぁベースと合わせて弾く分には全く気になるレベルではありませんし、他2機種と比べてオーディオスピーカーとしての使用用途は無いでしょうから気にしなくて良いかと。

60秒間のルーパーも内蔵していますが別売りの専用フットスイッチMGT-4( 9,790 円)が必要なため、他のアンプでも別途ルーパーを購入する金額に近く、大きなアドバンテージでは無いでしょう。

こちらの動画の通りプレべだけでも実に豊富なサウンドを作ることができるのがわかります。

VOX Adio Air BS

多機能ながら2.9kgと軽量で単三電池8本での駆動も可能。

ワイヤレスこそありませんが、超小型アンプで紹介したMighty Airよりも、バリエーションも含めサウンドにはAdio Airにアドバンテージがあります。

本体のみでも11種類ものアンプモデリングを内蔵し、すべてのジャンルに対応できます。

ステレオスピーカーによるBluetoothオーディオもクリアに再生できますが、ことベース自体のサウンドにおいては他2機種よりも低音の迫力などがやや劣る印象。

内蔵チューナーの視認性は音名と、高低の表示は3つのランプのみで行うためあまり良くありません。

多機能アンプにしては安価なのがポイント。

YAMAHA THR30II Wireless

比較にTHR10IIでは無く30IIを挙げたのは、スピーカーと筐体の大きさからなるベースならではの低音域のサウンドが素晴らしいためです。

ギタリストの間では自宅用アンプの決定版として高い評価を得ていますが、ベースにも対応しています。

音色はスタンダードなCLASSIC、ハイファイでスラップにも合うMODERN、ウォームさとサチュレーション感のあるBOUTIQUEと少ないながらも、あらゆるジャンルに対応しうる懐の深さがあります。

内蔵の充電バッテリーでも駆動し、別売りのLINE6 Relay G10TIIを使えばベースもワイヤレス接続でき、Bluetooth操作も併用することで完全ワイヤレス環境が実現します。

さらに録音用のDAWソフトCubase AIも付属。

約6万円(ワイヤレスで+1万)と、今回の中では高額なのが難点ですがクオリティに間違いなし。

充電バッテリー、ワイヤレスが不要であれば一回り小さいTHR10II(税込35,200円)なら、Adio Airより良い音が欲しくてRumble Studio 40ではサイズが大きすぎるという人も満足できるでしょう。

ギター中心のレビューになりますが、機能等はこちらの記事からご覧ください。

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Positive Grid Spark 40

モデリングアンプのクオリティもさることながら、がっしりした筐体から放たれるサウンドと反応の良さ、箱鳴り感のあるベースアンプなサウンドが絶品。

音作りが不安でも、世界中のユーザーが作った音色1万プリセット以上がダウンロードできます。有名曲を再現した音色も多数あり、好きなサウンドがきっと見つかります。

コード進行自動解析やバッキングトラック自動生成など、曲のコピーとアドリブの練習が捗るアプリの機能もありがたいです。

しかし、ギターワイヤレスと充電バッテリーが非搭載のため、利便性はYAMAHA THR-IIに劣ります。

サウンドを取るならSpark、利便性を取るならTHRがおすすめ。

Sparkのバリエーションモデルとして、Spark MINIと、さらに小型のSpark GOがありますが、ベースで使うことを考えると、低音の余裕ある再生が可能なSpark 40をおすすめします。

自宅用小型ベースアンプの選び方まとめ

シンプルにベースの音が鳴らせれば良いという人は、シンプル機能小型ベースアンプ

安いものが良い・・・VOX Pathfinder Bass 10

伝統的なジャンルが好き・・・Fender Rumble 25

現代的なジャンルが好き・・・Hartke HD25

とにかく小さいサイズが良いという人は、超小型ベースアンプ

最小サイズが良い・・・Blackstar FLY3 Bass

小さくて多機能が良い・・・NuX Mighty Air

サイズの次はサウンドが最重要・・・PJB NANOBASS X4

スピーカーは一切鳴らさない、自宅以外でも練習したいという人は、ヘッドフォンアンプ

安く済ませたい・・・amPlug2 Bass

ヘッドフォン一体型で物を増やしたくない・・・VGH-BASS

便利な機能が欲しい・・・NuX Mighty Plug

高品質ヘッドフォンを使っている・・・PJB BIG HEAD PRO V2

アンプモデリング・エフェクター・Bluetooth・チューナーなど、便利な機能を1台で済ませたいという人は、多機能ベースアンプ

多少の大きさには目をつむれる・・・Fender Rumble Studio 40

多機能の中で安いものが良い・・・VOX Adio-Air BS

オールワイヤレス、機能全部入り・・・YAMAHA THR30II Wireless

自宅用ベースアンプ探しの旅を終わらせたい人は

PJB NANOBASS X4もしくはYAMAHA THR30II Wirelessのどちらか、必要な機能で判断すれば決まりです。

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