ワイヤレスヘッドフォンでギターが弾けるWAZA-AIR、大変便利です。
メタル系ではダウンチューニングも一般的になりました。
半音下げ、1音下げ、1音半下げ・・・チューニングが違う曲ちょろっと弾きたいだけなのに、いちいちチューニングが面倒、、、という時に
完璧ではありませんがそれなりに対応できる方法をご紹介。
それはピッチシフターを使う方法です。
密閉型ヘッドフォンのおかげて生音が聞こえないため、ピッチが下がったエレキの音だけ聞こえることで、そういった部分での違和感がありません。
エフェクターでダウンチューニングする手順
BOSS TONE STUDIOのアプリから行います。
EFFECTS/PRESENCEのタブより
DELAY/FXのパラメータを12時方向以降まで上げでFXをonにします。
EDITをタップ
エフェクトの種類でFXを選択し、TYPEから
PITCH SHIFTERを選択
2ページあるパラメータを画像の通り設定してください。
PS1:PITCHを-1下げるごとに半音ずつ下がります。
画像の-2は全弦1音下げということになります。
ドロップBチューニングにしたければ、6弦だけはギター側でドロップDにして、
このピッチを-3にすればokです。
メリット
①いつも通りの弦のテンション感で演奏ができる
本来ダウンチューニングする際は、弦を緩めなければなりません。
そのため弦のテンションも変化してしまいますが、
ピッチシフターで変えるだけなら演奏感はいつも通り、違和感なく弾けます。
②チューニングを変える手間が省ける
どんなギターでももちろんそうですが
フロイドローズなどロック式トレモロでも簡単にチューニングが変えられるのはとても楽です。
さらに通常であればドロップBなどに下げるには、かなり太いゲージを用意したり、それに合わせてネックを調整するなど
ダウンチューニング専用にギターを用意しなければなりませんが、
これらから解放されることを考えれば
Slipknotなどをコピーするハードルもだいぶ下がりますね。
デメリット
音質に違和感があります。
外部エフェクターを使う方法で、
HX Stompのダウンチューニング
これで聴き比べましたが、HX Stompの方がかなりナチュラルでした。
WAZA-AIRの方は、ちょっと音がこもり、立ち上がりも遅くなる感触があります。
ダウンチューニング専用パッチを作って、アンプの設定をブライト気味にすると良いです。
曲のフレーズを大まかにコピーする、”練習ではなく”曲と一緒に弾いて楽しむという用途くらいになら使えると思います。
ニュアンスや、粒を揃えるなどしっかりとしたピッキングの練習にはおすすめしません。