楽器店員のYosh(@yoshguitarblog)です。誰にでもおすすめってわけではないですが、ちょっと面白いギターアンプを見つけたのでご紹介します。
メーカーさんはセールスポイントにしていなさそうでしたが、実際に弾いてみてこういう使い方できるんじゃないか?と気がついたのでシェアします。
レトロでポップなルックスが洒落ている超小型ギターアンプです。
見た目の通り(?)チープなサウンド。
このローファイなサウンドをうまく使えば、ルックスも相まってSNSで注目が集められそう。
Bluetoothと充電バッテリーで使い勝手も良い感じ。これらすべてを兼ね備えたギターアンプは今までになかった、新しくもニッチなミニギターアンプです。
特長とメリット
①:超小型レトロデザインギターアンプ
②:Bluetooth搭載で、練習にもBGMにも
③:USB Type Cで充電可能バッテリー
④:ヘッドフォンアウト、AUX INも装備
⑤:Clean/Overdrive切替の2ch
レトロデザインのミニギターアンプ
147x75x96mm、330gの超小型のミニギターアンプ。
デスクの上や棚にあっても邪魔にならないサイズです。
ギターアンプとしては珍しい、ポップでレトロなデザインがおしゃれ。
ピンクとブルーの2色と、島村楽器さん限定カラーのブラックを含めた全3色展開。
Bluetooth搭載で、練習にもBGMにも
Bluetoothオーディオに対応しています。
スマホやタブレットと接続すれば、YouTubeやApple Musicなどの音源が再生できます。
小さいながらもステレオスピーカーで広がりのあるサウンドなので、普段のBGM用としても使えますね。
もちろん、音源を再生しながらギターを弾くこともできます。
USB Type Cで充電可能バッテリー
電源はUSB Type-Cケーブルで充電します。
充電時間は2~2時間半、演奏可能時間は2時間半から3時間半。
安いアンプだと電池のみだったりしますので、これは嬉しいポイントです。
ヘッドフォンアウト、AUX INも装備
本体裏側にはステレオミニのヘッドフォン端子を装備。
スピーカーを鳴らさず演奏できるので、夜間での演奏にも使えます。
Bluetoothがあるので不要な気もしますが、いちおうAUX IN端子もあります。
Clean/Overdrive切替の2ch
クリーンとオーバードライブはスイッチで切替できます。
このサイズだとクリーンでも音量を上げると、音が割れて歪みそうですが、ちゃんとクリーンで鳴らせます。
オーバードライブはファズっぽい荒々しい感じです。
アグレッシブにジャカジャカ弾いてロックするよりは、次項の使い方がおすすめです。
チープなサウンドはデメリットとも限らない
サウンドに、”みんながイメージするギターアンプのサウンド”を求めてはいけません。滑らかで艶っぽい、豊かなサウンド・・・とは真逆です。
上の動画だとそれなりに聞こえますが、実査に聞いてみるともっとチープでローファイなサウンド。
低音はあまり出ず、高音もカリカリな感じです。ただし、このサウンドがデメリットとも限らないんです。
Lo-Fiヒップホップっぽくて、なんか心地良いんですよね。
レトロなルックスともマッチしていて、ネオソウルなんか弾くと雰囲気抜群。
インスタやTilTokなどSNSのショート動画で使えば、お洒落ギタリスト感をマシマシに盛れます。知らんけど。
超小型ミニギターアンプFender/Blackster比較
JOYO JA-02 II | Fender Mini Twin-Amp | Blackstar FLY3 Bluetooth | |
---|---|---|---|
相場価格 | 7,700円 | 7,260円 | 16,720円 |
出力 | 5W | 1W | 3W |
音の特徴 | チープ | チープ | ちゃんとしている |
Bluetooth | あり | なし | あり |
コントロール | ボリューム、トーン、ゲイン、外部音源ボリューム、クリーン/歪み切替スイッチ | ボリューム、トーン、ドライブ | ゲイン、ボリューム、EQ、ディレイタイム、ディレイレベル、クリーン/歪み切替スイッチ |
電源 | USB Type-C充電バッテリー | 9V電池またはACアダプター | 単三電池6本または別売り専用アダプター |
サイズ | 147 x 75 x 96mm | 171 x 70 x 127 mm | 170 x 102 x 126 mm |
重量 | 330 g | 680 g | 900 g |
超小型ミニギターアンプであえてチープなサウンドを出したいなら、JOYOかFenderがおすすめ。
Bluetoothと充電バッテリーという機能面と、クリーンでも音割れせず大きな音が出せるので、スペック面ではJOYO圧勝。そのうえで価格はほとんど変わりません。
ルックスが好きなFenderファンならコレクションとして、Mini Twin-Ampなんですかね。
普通にギターアンプとして良い音を求めるなら、悪いことは言いません。Blackstar FLY3 Bluetoothにしましょう。
JOYOとFenderとは比べ物にならないほど豊かな、これぞギターサウンドが楽しめます。
予算を抑えたいならBluetooth無しのFLY3が9,680円前後です。
もっと予算が許すなら、「2023年版後悔しない自宅練習用おすすめ小型ギターアンプ20選【選び方】」もご覧ください。
レトロなルックスとサウンドで、おしゃれギタリストのおもちゃとしておすすめ
レトロなルックスと、チープなサウンドのうえで、Bluetoothと充電バッテリーを備えた、ある意味、最先端なギターアンプJOYO JA-02II。
特性をうまく引き出せば、どんな機材も輝く使い方がある良い事例です。
みんなとはちょっと違う、外れたことが楽しめるアンプです。
センス良いねって言われたい人は、ぜひ挑戦してみてください。大丈夫、もし挫折してしまっても、アウトドアにも使えるバッテリーBluetoothスピーカーとしてがっつり使えますw
●レトロでポップな小物がデスクにあるとテンションが上がる
●エレキギターでもあまりロックは弾かない
●超小型アンプでもクリーンサウンドで弾きたい
●おしゃれなネオソウルやジャズが好き
●ほかの人とは違うことをやりたい