100均のニッパーでも良い?
太いベース弦でも簡単に切れるおすすめニッパーは?
ニッパーは弦を外す時と、張り替えた際にペグ部分で余った弦を切るために必要です。
この記事では楽器店員のyosh(@yoshguitarblog)が、おすすめのニッパーをご紹介します。
おすすめしないニッパー
ハサミ
普通のハサミで金属は切れません。
巻弦はもちろん、細い1弦も切れないです。
学生時代にハサミで弦を切ろうとしていた友だちがいましたが、刃こぼれしてハサミが使えなくなってしまいました。
ダイソーなど100円ショップのニッパー
百均のニッパーは針金などの柔らかい鉄を切るための「軟鋼」用です。
100円ショップのニッパーの刃よりも、ギター弦の方が硬いです。
低音弦やベース弦が切るのにめちゃくちゃ力が必要になったり、すぐに歯こぼれして使えなくなったりします。
ホームセンターにあるニッパー
5〜6000円以上の鋼も切れるニッパーは、弦を切る分においては問題ありません。
しかし刃の部分が大きいため、ギター弦を切る時に他の部分を傷つけてしまう恐れがあります。
コンパクトなものであれば問題ありませんが、そもそも高価だったりします。
おすすめギター用ニッパー
ギター/ベース弦専用のニッパーは下記の特徴があります。
●刃先がコンパクトでペグポストの近くで切れる
●耐久性が高い
●ベース弦でも簡単に切れる
●価格が高すぎない
おすすめニッパー①:MUSIC NOMAD MN226 GRIP Cutter
イチオシはこちらMusic NomadのGrip Cutter。
刃にクロムバナジウム鋼という素材を使用し、耐久性に優れています。
刃の大きさもコンパクトなので、ペグポストの近くでも弦が切りやすく、ギターを傷つける心配がありません。
全長11cmのコンパクトサイズで、キャップ付。アメリカ製。
ミュージックノマドお得意の人間工学デザインで、軽い力で弦が切れる握り心地です。
市場相場価格は2,400円前後。迷ったらコレでOK。
おすすめニッパー②:PICKBOY (ピックボーイ )SC-150 ストリングカッター
おそらく日本で一番売れているストリングスカッター。
信頼の日本製で、サウンドハウスでは10年以上愛用しているというレビューもあります。
ただし一部個体の不具合、もしくは雑な使い方をするとカシメ部分がすぐ壊れてしまうとの報告もあります。
市場相場価格は2,000円前後。
ニッパー付きワインダー:PLANET WAVES DP0002 Pro-Winder
弦交換の必需品であるワインダーと、弦を切るためのストリングクリッパーを一体化した便利なツールです。
切れ味で言えば、上記2つのニッパーには劣りますが問題なく切れます。
またワインダーとして使う際にも、持ち手が大きく一般的なワインダーと比べて持ちづらさがあります。
市場相場価格は2,500円前後です。
まとめ:MUSIC NOMADのニッパーがおすすめ
ギター弦を切るためには百均のニッパーやハサミは適していないことを紹介しました。
ギター/ベース弦専用のニッパーを使うことをおすすめします。
特に、MUSIC NOMAD MN226 GRIP Cutterは刃先がコンパクトでペグポストの近くでも切ることができ、耐久性にも優れています。
価格も手頃なため、初心者からプロまで幅広く使えます。