【新旧/大小徹底比較】TC Electronic Hall Of Fame 2 Mini Reverb Pedal【レビュー】

購入前提でガチ比較しました。

まとめてみると通常サイズの Hall of Fame 2 を検討されている方にも有益な内容となりました。

本記事の内容

●tc electronic Hall of Fame 2 Mini レビュー

●初代ミニとミニ2の比較

●通常サイズとミニ2の比較

●各モデルを選ぶ基準

TC Electronicで最もポピュラーなリバーブペダルのひとつHall of Fame 2。

通常サイズに続きミニサイズも2にアップグレードします。

国内はもちろん、海外でも発売はまだですが、Tone Printアプリには既に存在していますし、

中身はHall Of Fame 2に準じるようですから、最速レビューします。

tc electronic Hall of Fame 2 Mini レビュー

halloffame2mini

Hall of Fame 2で追加されたアップデートの内容

●Shimmerリバーブの追加
●Mushフットスイッチ
●本体ノブがDECAY, LEVEL, TONEの3ノブ

これらの点を中心に、Hall of Fame 2 Miniの特徴を紹介します。

Hall of Fame 2 Miniのサウンドバリエーション

2より現代のリバーブには欠かせないShimmerリバーブ(オクターブ上の残響音が付加される神秘的なリバーブ)が追加されました。

これによりリバーブに求めるサウンドはほぼ網羅できると思って大丈夫です。

下記が主なリバーブタイプです。

●ROOMリバーブ

内装された比較的小さい部屋を想定しています。多くの反射は内装の柔らかい素材により吸収され、音の反射と残響の持続は壁紙の張られた壁面や窓、そして一部の家具などが主成分となります。

●HALLリバーブ

幅がありながらも、若干拡散するタイプのリバーブです。大きめの環境が想定されており、 ソースにアコースティックな質感を与えます。長めのディケイ設定で壮大なサウンドを得られますが、短めの設定では素直でリアルなアンビエンスを作り出せます

● SPRINGリバーブ

ヴィンテージのギターアンプなどに搭載されていたスプリング・リバーブのサウンドを再現します。

● PLATEリバーブ

デジタル世代以前のリバーブ機は、反響するスプリングか大きな鉄板を用いてリバーブの効果を生成していました。鉄板を使用した機器はプレート・リバーブと呼ばれ、拡散的でブライトなサウンドを特徴としています。ナチュラルに溶け込む音ではなく、エフェクトを目立たせる用途に適しています。

● CHRCHリバーブ

伝統的な教会を典型とする、様々な形状の硬質な壁面からの反射が特徴的な拡散度の高いラージ・リバーブです。ラージ・リバーブを探していてホールがクリーンすぎると感じたら、是非お試しください。

● SHIM(シマー)リバーブ

ディレイ音を1オクターブづつ高くします。
個性的で、異世界的なサウンドを作り出します。特にMASH機能と一緒に使用することでより一層個性的なサウンドメイクに役立ちます。

● MOD(モジュレーション)リバーブ

ドライ音はそのままに、リバーブ成分にのみモジュレーションを加えます。
目立ち、ライブでも埋もれないリバーブを演出します。

● LO-FIリバーブ

ダーティなリバーブです。スムーズなスタジオ向けのリバーブとはまったく
逆のベクトルを向いた、主張の強いサウンドです。

MUSHテクノロジー

感圧式エクスプレッションコントロールの機能があるフット・スイッチです。

オンオフは通常のスイッチ同様の使い心地ですが、

スイッチを押したまま踏み込む強さによりリアルタイムでパラメータをコントロールできます。

フットスイッチの踏む強さでコントロールつまみを回しているような感覚です。

どのパラメータにあてるかは、Tone Print Editorで行います。

コントロールノブ

旧製品はワンノブだったのに対し、2 miniは 本体ノブがDECAY, LEVEL, TONEの3ノブ 仕様になりました。

Tone Print前提の旧モデルよりも、現場での微調整が可能になりました。

TonePrint

●TonePrint アプリ

多くのtc electronicエフェクターに対応するTone Print

スマホアプリで、著名アーティストや楽器店が作成したプリセットを簡単に本体に送信(BEAM)できます。

スマホアプリのスピーカーから、ギターのピックアップに独自の信号を送り出し、プリセットを本体に送ります。

こちらの動画は英語ですが、見れば伝わると思います。

なかなか革新的です。

●TonePrint Editor

リバーブタイプや細かいパラメータを設定したい際には残念ながら有線接続(Windows, Mac, iPhone, Android)が必須です。

しかも今日びUSB Type mini-Bです。 残念ながらここはアップデートされませんでした。

一昔前のデジカメなどではポピュラーでしたが、今家を見渡しても持っていない方も珍しくないと思います。

ちなみに我が家に唯一あったのはPS3のコントローラーでしたw

Guitar.comより引用

Hall of Fame 2 Mini サウンド動画

ミニサイズながらかなり充実した音色です。

リバーブ1音色を使うだけであれば良い1台です。

Hall Of Fame MiniとHall Of Fame 2 Miniの比較

tc electronic Hall Of Fame Miniのスペック

コントロールつまみが1つのみという非常にシンプルなルックスですが、

tc electronic特有の機能、Tone Print対応機種により音色数は通常サイズの初代Hall of Fameと同様です。

むしろトーンプリント機能を使用する前提の機種がHOF miniです。

新旧モデルスペック比較

●音色数

新モデルにはシマーが追加されており、旧モデルよりも幅広いサウンドメイクが可能。

●ノブ

旧モデル 1ノブ(reverb)

新モデル 3ノブ(Decay, Tone, Level)

新モデルの方が本体のみで操作できますが、基本的にTonePrintは必須。最終調整で使うことが多いと思います。

●TonePrint

両モデルともに対応していますが、新モデルの方が音色数が豊富です。

●MUSH

新モデルのみの新機能。

不要であれば気にせず普通のフットスイッチとして使用できます。

●入出力端子

両モデルともにモノラルでのインプット、アウトプットのみ。

電源やUSB端子も同じです。

●サイズ

初代HOF mini 幅x高さx奥行 48 x 48 x 93 mm

新HOF 2 mini 幅x高さx奥行 55 x 50 x 93 mm

ほんの少し新モデルの方が大きいです。

新モデル一択

旧モデルHOF miniと新モデルHall of Fame 2 miniは新モデルの圧勝です。

しいて上げるなら、サイズが少しだけ大きいくらいです。

Hall Of Fame 2とHall Of Fame 2 Miniの比較

新旧モデルの比較では新モデル一択であることがわかりましたが、

通常サイズとの比較はいかがでしょうか。

tc electronic Hall Of Fame 2 スペック

サイズは大きい分(とは言え、通常のコンパクトエフェクターサイズ)、

パラメータノブの数、入出力端子のが多いです。

2 miniと比較しながら詳しく説明します。

大小モデルスペック比較

●音色数

こちらは全く同じです。

●ノブ

大きな違いのひとつ。

通常サイズはmini2にも搭載のDecay, Tone, Levelに加え、

リバーブモードノブ、Pre-Delayのミニスイッチを搭載。

リバーブモードノブにはTonePrintスロットが3つあります。

その他のモードも含め、曲ごとにリバーブモードを変更したい時にはこのノブは必須です。

ライブはもちろんのこと、スタジオ練習中でもUSBケーブルを繋いでモード変更は現実的ではありません。

余談ですが、旧モデルHall of Fame 1(正式に1の表記はありませんが、便宜上)のモードノブは

TonePrintのスロットは1つのみで、Tile, Ambience, Gateの3つがありました。

これら3つはHoF 2でノブからは消えましたが、TonePrintで呼び出すことは可能なので、

音色数が減ったわけではありません。

むしろTonePrintのスロットが3つに増えた方がより現場向けになっています。

●TonePrint

こちらも設定パラメータは同様です。

●MUSH

2より導入された感圧式エクスプレッションスイッチ。

こちらも使い勝手は同様、割り当てるパラメータもTonePrint必須なのは同様。

●入出力端子

大きな違いのもう一つ。

通常サイズはステレオでの入出力が可能ですので、ギター以外にもシンセサイザーなどでも使用可能となっています。

ギターシグナルだけならモノラルで問題ありません。

USB端子も同様のType-B ミニです。

●サイズ

通常モデル 幅x高さx奥行 72 mm x 50 mm x 122 mm

ミニモデル 幅x高さx奥行 55 x 50 x 93 mm

エフェクトボードに収める際に好みが分かれそうです。

スイッチャーに組み込む場合は関係なさそうですが、

MUSHやon/offなどフットスイッチを多用する場合、ミニサイズはノブに触れる誤動作や小さいが故の踏みづらさがあるかもしれません。

●価格(2020年4月17日更新)

初代ミニと同じ価格でした、市場想定売価 14,960 円です。

2020年2月現在 国内価格は未定です。

海外サイトでは2miniが $118.00

通常サイズは$148.99

初代同様ミニサイズの方が少し安いのは魅力です。

なお、通常サイズの国内税込想定売価は18,876円です。

このレートでいくとミニサイズは14,950円になります。

現在の初代ミニで国内税込想定売価は14,960円なので近いですね。

Hall of Fame 2 X4

サイズ 56 x 235 x 145 mm の特大サイズHall of Fame 2 X4も存在します。

ステレオ入出力端子、4つのMUSHフットスイッチ

最大のポイントは8プリセット保存可能、MIDI端子、エクスプレッションペダル端子、kill-dry切替です。

・プリセットをMIDIで呼び出したい

・MUSHでなくエクスプレッションペダルでコントロールしたい

という方でなければ、本モデルにする必要はありません。

まとめ

まとめると

旧モデルがおすすめの方は

シマーを絶対に使わず、中古で安く済ませたい方向け。

とは言え、シマーを使ったことないのであれば2を強くすすめます。各メーカーが新製品のリバーブには必ず搭載するほど、ギタリストを心酔させるリバーブです。

Hall of Fame 2 mini は

●TonePrintを使用することが前提となることにハードルを感じない

● 決まった1音色しか使わない

● ペダルボードの省スペースを図りたい

全てに当てはまる方向け

Hall of Fame 2 は

●tc のリバーブが好きでTonePrintにはハードルを感じる

●TonePrintも使うが、その場でパラメータを微調整したい

●ステレオで出力したい

どれかに当てはまる方はこちらです。

なので省スペースに興味が無ければ通常サイズが無難ですね。

なお2020年2月現在、正規輸入代理店キクタニミュージックから発売日のアナウンスはまだありません。