【サウンド有】Fender Mustang Microレビュー【Mighty Plug比較】
・アンプを部屋に置くと邪魔
・集中して練習したい
という人におすすめの製品Fender Mustang Microをレビュー。
Fender Mustang Micro の特徴
・Mustang GTXから厳選された12アンプモデル
・13種類のエフェクター
・Bluetoothオーディオ
・最大6時間駆動のUSB充電バッテリー
・USBオーディオインターフェイス機能
特徴①:小型で周りに迷惑をかけないヘッドフォンアンプ
集合住宅だったり家族のために、アンプで鳴らすことができないという人にぴったり。
ギターに直接接続して、そこにヘッドフォンを挿すだけで高品質なサウンドで演奏できます。
普通、家庭用アンプとは言ってもそれなりの大きさになってしまいますが、こちらは
幅:3.81センチ、 高さ:8センチ、 奥行き:2.87センチ、 質量51グラムという超コンパクトサイズ。
持ち運びにも良いですし、部屋にモノを増やしたくないミニマリスト、逆にこれ以上機材を増やすスペースがない機材マニアにも嬉しい大きさです。
特徴②:Mustang GTXから厳選された12アンプモデル
フェンダーのデジタルアンプの集大成Mustang GTXの中からすべてのジャンルに対応できるよう12種類のアンプモデリングを採用。
Fenderクリーンが堪能できるTwinReverbやDeluxe Reverbはもちろん、Marshall系やモダンハイゲインまで網羅。
特徴③:13種類のエフェクター
エフェクトは空間系のみ。
複数種類のリバーブや、リバーブにディレイやコーラスを加えたものになります。
EFFECTSボタンでタイプを切替、MODIFYボタンでエフェクトのパラメータを調整します。
特徴④:Bluetoothオーディオ
スマートフォンやタブレットとBluetooth無線接続することで、
端末内の曲やYouTubeを流しながら同時にギターの演奏ができます。
曲のコピーやアドリブの練習もはかどります。
特徴⑤:最大6時間駆動のUSB充電バッテリー
電源は充電式バッテリー。
カタログスペック上、駆動時間は4時間。
接続端子はUSB Type-Cです。
特徴⑥:USBオーディオインターフェイス機能
PCなどと接続することで、MustangMicroの気に入ったサウンドでそのまま録音ができます。
曲作りのメモとしてや、デモ音源としては十分使えそうです。
ファームウェアアップデートでもUSB端子を使用します。
デメリット:音作りでの制約が多い(アプリが無い、EQは5段階)
従来のBluetooth接続できるアンプ類の製品はほとんど、専用アプリで音作りが可能ですが、
Mustang Microにはそれがありません。
音作りはすべて本体のボタンで設定します。
アンプやパラメータなどそれぞれの状態はLEDランプの色で表示されます。
またEQは3バンドでの調整ではなく、
フラット設定、2段階のダーク設定、 2段階のブライト設定
という5段階のプリセットで行います。
逆に言えば、本体のみで音作りができ、手軽にそれなりのサウンドで鳴らせるので
・音作りが苦手な初心者
・いちいちアプリを起動するのが面倒
・手に取ってすぐに弾きたい
という人には良いかもしれません。
Fender Mustang Microサウンド
動画で聞く限りでは、普通に良い音です。
こちらの動画では12アンプモデルすべての音が聞けます。
かなり使えるサウンドに聞こえますが、注意点として使用するヘッドフォン・イヤフォンの品質によってサウンドも変わります。
実際に弾いてみましたが、安いイヤフォンだとライン臭いチープなサウンドに感じたので、 最低でも数千円くらいの品質のヘッドフォンを使うことをおすすめします。
NUX Mighty Plugとの違い比較
Mustang Micro | Mighty Plug | |
アンプモデル | ギター | ギター/ベース |
音色数 | 12アンプ+13エフェクト | 13アンプ+19エフェクト+20IR |
Bluetooth | オーディオのみ | オーディオ+アプリ |
USB | Type-C | Micro-USB |
リズムマシン | なし | あり |
駆動時間 | 約4時間(ハイボリューム時) 最大約6時間(ローボリューム時) | 3時間 |
市場相場価格 | 16,700円 | 8,800円 |
アプリで細かく音作りができたり、好きな組み合わせてエフェクトを使ったり、ベースモデリングアンプもあったりと、
スペックで比べるとNUX Mighty Plugの方が多機能ですね。
しかも価格も倍近く安い。
ただし動画で聞き比べた限りではMustang Microの方がクリーンもハイゲインも解像度が高く、よりナチュラルに聞こえますね。
Mustang Microにはベースのモデリングではありませんが、Studio Preampのモードを使用すればフラットなサウンドで、低音も削れません。
アクティブベースならベース本体側でのサウンドメイクで、より対応できそうです。
また、アンプタイプを切り替えるくらいだと本体のボタンでポチっと変えられるのは実際使ってみるとありがたいはずです。
価格も家庭用モデリングアンプとして考えれば、じゅうぶん安いです。
というわけでまとめると
・音作りが苦手
・いちいちアプリを立ち上げるのが面倒
・演奏に集中するために無駄な機能はいらない
・長時間演奏したい
・ベースでも使いたい
・全部入りの多機能が良い
・音作りのバリエーションはたくさん欲しい
という感じですかね。Mighty Plugの個別レビュー記事はこちら