楽器屋店員が本気でおすすめするディレイエフェクター5選

歪みエフェクターの次に欲しいエフェクターはおそらくディレイだと思います。

そんなおすすめのディレイが知りたい方向けに

クリーンなアルペジオに広がりを持たせたり、ソロを際立たせたりと用途も幅広いので、

目的にあったガチでおすすめするディレイを5機種ご紹介します。

MXR M169 Carbon Copy Analog Delay

シンプルで使いやすいディレイで一番おすすめな機種。

世界的楽器販売サイトReverb.comでも2019年ペダル売上ランキングでディレイで1位(全体で4位)のベストセラーモデル。

アナログディレイで、テープエコーのようにディレイ音に温かみがあります。目立ち過ぎずアンサンブルに馴染むサウンドで人気です。

コントロールはEGEN(FEEDBACK)、DELAY、MIXという必要最低限な3つ。

アナログディレイなのでディレイタイムも含めて、変化の幅は狭く、どの設定でも使える音になりますので、

すべてのつまみを12時から始めて、残りを調整するだけでかんたんに好みのサウンドが作れます。

MODスイッチをonにするとテープエコーのように、ディレイ音が揺れ、これがクリーンなアルペジオにも良く合います。

シングルコイルなどフェンダー系のギターとの相性は抜群です。

BOSS DM-2W

BOSSの名機を新たなアナログ回路で再現する技クラフトシリーズ。

生産完了後も人気だったDM-2の復刻版で、DM-2Wは2017年末生産分より日本製となっています。

BBD素子によるディレイ音に温かみのあるサウンドのS(スタンダード)モードと、

現代的な音楽にマッチするもう少しクリアになるC(カスタム)モードの切替が可能。

またカスタムモードは最大ディレイタイムも長くなります。

こちらもコントロールは3つでシンプル。

ソロを際立たせたいならコレ。

Vivie DolphinDeverb

新進気鋭の国産ハンドメイドペダルブランドVivie。

本機はディレイとリバーブを1台にまとめた2 in 1エフェクター。

シンプル操作なディレイを設定した後に、ディレイ音に好みの比率でリバーブを付加し、サウンドに広がりを与えます。

最後にリバーブ成分のローをコントロールすることで、煌びやかにも太くもサウンドメイクが可能です。

MXRカーボンコピーは揺れを、このDolphinDeverbは広がりを与える点が

好みのディレイを選ぶポイントになります。

リバーブなのでソロにもアルペジオなどのバッキングにも使える点も嬉しいポイント。

tc electronic Flashback 2 Delay

プロクオリティのラック機材などスタジオワークを支えてきたtc electronicによるコンパクトエフェクター。

こちらは2代目で機能がバージョンアップしています。

デジタルディレイらしく音色は幅広く、ラック名器2290をはじめ、アナログ風、オクターバーの回路も使ったシマーなど、

他ブランドにはない多彩なサウンドが魅力。

簡易的なルーパー機能は練習にも便利です。

また、TonePrint機能を使いアーティストが作った音色をプリセットしたり、

踏む強さでリアルタイムに音色をコントロールできるMASH機能のフットスイッチなど唯一無二の機能が満載。

対抗機種にBOSS DD-8などがありますが、コンパクトサイズのデジタルディレイは音質・機能を含めこのFlashback2がベストです。

Strymon El Capistan

プロクオリティのペダルを開発するstrymon。

今まで挙げた機種よりも、とにかく音質の高さにこだわるならコレです。

本来大きくメンテナンスも困難なテープエコーの細部まで

ウォームで芳醇な耳馴染みの良いトーンを含め、コンパクトサイズに完璧に再現しています。

2つのミニスイッチに加え、ディレイには当然のタイムやリピートに加え、音の揺れ具合、テープの劣化具合など

本物のテープエコーでも設定不可能なコントロールが可能。

これら5つのつまみは両フットスイッチを押しながら操作することでスプリングリバーブやマスターボリュームなど、

さらに細部まで設定できる点がプロをも魅了する要素のひとつ。

まとめ

MXR Carbon Copy Delay

とにかくシンプルにセッティングしたい。

バッキングで主に使用する。

BOSS DM-2W

BOSSが好き。

ソロを際立たせたい。

Vivie DolphinDeverb

ディレイとリバーブで広がりを持たせたい。

そのサウンドでソロにもバッキングにも使いたい。

strymon El Capistan

プロクオリティのコンパクトペダル。

チューブコンボアンプと組み合わせて使いたい。

Twitterで気軽に交流しましょう!