BOSS RCシリーズ違い比較【RC-1, RC-5, RC-10R, RC-500】

現役楽器屋店員のYosh(@yoshguitarblog)です。定番のルーパーペダルシリーズBOSS Loop Stationの違い比較と選び方を解説します。

ループステーション現行品4機種のスペック比較一覧

RC-1RC-5RC-10RRC-500
音質 AD/DA変換32bit AD/DA変換32bit AD/DA変換32bit
フットスイッチ数 1 1 2 3
録音時間 12分 13時間 6時間 15時間
ループトラック数 1 1 2 2
メモリー数 なし 99 99 99
リズムタイプ数 なし 57×2 280以上 57×2
マイク入力 × × ×
フットスイッチ追加
EXPペダル(CTL共通端子) ×
MIDI端子(ステレオミニ端子) ×
USB端子 ×
消費電流量 95mA 170mA 250mA 330mA
アルカリ電池駆動時間 3時間 2時間 × 3.5時間
サイズ 73 x 129 x 59mm 73 x 129 x 56mm 101 x 138 x 63mm 170 x 138 x 62mm
重量 430g 450g 620g 950g
市場相場価格 15,400円24,200円37,400円44,000円

BOSS RC-1

フットスイッチひとつ、音量のノブ1つのみのBOSSループステーション史上最もシンプルなルーパーペダル。

ループの状況が視覚的にわかりやすいループインジケーターはRC-1ならではにして、画期的。

録音を保存したり、リズムを鳴らす事はできず、最大録音時間は12分まで。

この機種のみ他3機種に比べ音質が少し劣りますが、ギターアンプで鳴らす分には気になるほどの劣化はありません。

ループ機能のみなので、操作も簡単です。

こんな方におすすめユーザー

 

・ルーパーを始めて使う

・自分でコード進行を弾いてアドリブの練習に使う

BOSS RC-5

ボスコンサイズに機能を詰め込んだ機種。

バックライト付きのディスプレイでルーパーの状況を一目で確認できます。

録音したフレーズなどのループは最大99個まで保存可能。

2バリエーションのある57種類のリズムを搭載。

USB経由でWAVデータのインポート/エクスポートが可能なので、

事前に作りこんだパフォーマンス用トラックを入れたり、

作曲用に録音したアイディアフレーズをPCにバックアップしたりできます。

外部フットスイッチの増設やMIDI接続など拡張性も十分。

こんな方におすすめ

 

・リズムも使用したルーパーを使用したい

・ペダルボードに多機能ルーパーを導入したい

BOSS RC-10R

デュアルフットスイッチの200シリーズの筐体を採用したルーパー。

機能面においてはおおむねRC-5の機能は入っています。

そこにリズムマシンが追加された感じです。

様々なジャンルに対応できる280種類以上のリズムパターンを埋蔵。

そのリズムの音色も16種類内蔵し、曲調に合わせて選択可能。

左のフットスイッチがルーパー用、右がリズム用です。

この2つのスイッチを使用し、イントロ、パターン1、パターン2、フィルイン、エンディングというように

従来のルーパーでは困難だった構成のある楽曲をルーパーでパフォーマンスできます。

こんな方におすすめ

 

・楽曲構成を駆使したパフォーマンスをしたい

・より多彩なリズムパターンを使いたい

BOSS RC-500

こちらはRC-5のルーパー機能をさらに強化したモデル。

ディスプレイやリズム、USB接続などの基本機能に加え、

2つのループトラック、マイク入力、LOOPFXを採用。

2つのトラックは交互に再生して楽曲を展開させたり、同時に再生することもできます。

LOOP FXは逆再生をはじめする特殊効果。

本体には3つのフットスイッチを搭載し、録音、停止、トラックの切替が簡単にコントロールできます。

豊富な入力端子はギターのみならず様々なプレイヤーに対応します。

おすすめ

・ヒューマンビートボックスやシンガーソングライターでフットスイッチでルーパーを操作したい

・外部スイッチなしで多彩なパフォーマンスに使いたい

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