輸入代理店からはまだ情報が出ていなさそうなのでまとめました。
2020年4月28日strymonより新しいペダルが発表されました。
エフェクトボードの一番頭に接続したい、コンプ+ブースター+ボリュームペダルです。
先に生産完了となったstrymonの初めてのペダル OB.1 の上位互換後継機種という感じですね。
Compadre概要
2モードのコンプレッサー、3つのプリセットEQを持つ2モードのブースターが、それぞれ独立した2 in 1ペダルです。
外部コントロールを接続することによりヴォリュームペダルとしても機能し、
ギターの信号の前段部に必要な機能のすべてを兼ね備えたペダルというコンセプトのようです。
CompadreのクラスAのJFETインプット回路、スタジオクオリティのアナログコンプレッション、そして音楽的なアナログブーストサーキットのすべてにより、
世界クラスのブティックアンプデザイナーにモディファイされたようなアンプサウンドを実現します。とあります。
それでは各機能をご紹介します。
Compadre コンプレッサー
それぞれユニークな特徴を持つ2つのコンプレッション回路が選択可能。
Studioモードは最高のヴィンテージスタジオコンソールに見られる、滑らかで美しい透明感を持つコンプレッションが得られます。
Squeezeモードはクラシックなギターペダルに見られる、強烈なサスティンと深くかかったコンプレッションを提供するために設計されています。
コントロール部 Compression, Level, Dryの3つと非常にシンプル。
Compressionノブは欲しいコンプ具合に設定するだけで、最適なゲインとスレッショルドに素早く簡単にセッティングされます。
Dryノブによりドライな非圧縮の信号を戻すことで、極端なコンプのセッティングでもナチュラルなアタックを維持できます。
Levelノブは12時方向でユニティゲイン、出力レベルは-6dBから+6dBまで調整可能。
Compadre ブースター
最大14dBのクリーンブーストと、オーバードライブペダルのようなソフトクリッピングを持つダーティなダイオードブーストの2つの異なるアナログサーキットを搭載。
切替スイッチは入出力端子側面にあります。
さらに選択可能なブーストEQは、あらゆるギターとアンプの組み合わせでも完璧にマッチします。
トレブルブーストはトップエンドにバイト感を、ローエンドはタイトに、
ミッドブーストではトーンを太く、アンプをプッシュさせ、
フラットではフルレンジでレベルを上げます。
Compadre 入出力、外部コントロール
端子は4つ
●OUTPUT
●VOLUME
●FAV/MIDI
インプット端子はハイインピーダンスのクラスAのJFETインプット回路により、ヘッドルームを最大化し、低ノイズ、優れてたタッチ感を実現。
周波数特性はハイも落ちず低域は20Hzまで(トレブルやミッドブーストEQを使用しない場合)
これによりフロアを揺るがす低音も、リードやリズムも奏でることができ、ギター・ベースいずれにも使用可能。
アウトプットはモノラルのローインピーダンス。
AD/DAコンバータはなく、オーディオ信号のすべてはデジタルを通ることはありません。
プリセットなどコントロール管理のみにデジタルが使用されます。
ヴォリューム端子に標準的なTRSエクスプレッションペダルを接続することで、ボリュームコントロールとしても機能します。
トーンの変化やインピーダンスの問題も気にする必要がありません。
FAV/MIDI端子には接続する機器により機能が拡張します。
strymonのMiniSwitchで1つのプリセットを
MultiSwitch Plusで3つのプリセットの保存と呼び出しが可能。
さらにMIDI EXPケーブルでMIDIペダルボードと接続すれば最大300のプリセットのロードが可能。
Compadreスペック
トゥルーバイパスと超ローノイズのバッファードバイパスの切替可能。
電源 150mA以上のセンターマイナス9V
S/N比 109dB
サイズ 114mm x 102mm x 44mm
そして他strymon製品と同様、設計と製造はUSA。
Compadre サウンド動画
Compadre、読み方はコンパドレという感じですかね。
なかなかナチュラルなサウンドのようですね。
Compadre 価格、発売日
299ドルのようです。
Blueskyと同じくらいなので、国内では35,000円前後くらいでしょうか。
発売日はまだ公開されていなさそうです。
※2020年5月2日更新
国内販売の情報が解禁されました。
やはり価格は35,000円+税
発売日は5月中旬頃とのこと。
一部楽器店では予約受付が始まっています。