・小学生でも弾けるギターはどれ?
という人たちのために現役楽器屋店員のyosh(@yoshguitarblog) が徹底解説します。
・ギターはミニギターを使えば小学生高学年、頑張れば低学年から弾けます。
・安すぎるギターは楽器として問題あり(弦を押さえるのが辛すぎる、音程が音痴など)なので、品質が問題ないおすすめギターをご紹介します。
ミニギターを使えば小学生から弾けます
通常サイズのギターでは子どもの手で弾くには無理があります。
小学生ならミニギターを使えば問題なく弾けるでしょう。高学年からがおすすめですが、がんばれば低学年でも弾く子もいます。
詳細は下記の記事で解説していますが、中学生以上であれば通常サイズのギターでokです。この記事ではエレキギターを始めたい小学生でも無理なく弾けるサイズのエレキのミニギターを紹介します。
アコースティックギター編はこちら
おすすめ3機種の違い比較と選び方
Legend LST-MINI | Bacchus GS-Mini | Squier Mini | |
---|---|---|---|
弦長 | 580mm | 570mm | 578mm |
ナット幅 | 38mm | 40mm | 40.6mm |
ブリッジ | アーム付き | アーム付き | アームなし |
ピックアップ | シングルコイル*3 | シングル*2, ハムバッカー*1 | シングルコイル*3 |
カラー | ・3TS(サンバースト) ・BK(ブラック) ・CA(レッド) ・BBS(ブルー) ・KWPK(ピンク) | ・CAR(レッド) ・BLK(ブラック) ・3TS(サンバースト) ・GRM(グリーン) ・PTL-SOB(水色) ・DLPB(ブルー) ・OWH(ホワイト) | ・Black(ブラック) ・Dakota Red(レッド) ・Shell Pink(ピンク) |
市場相場価格 | 1万円前後 | 2万円前後 | 3万円前後 |
Legend LST-MINI
日本の商社荒井貿易が企画する入門ギターブランドLegend(レジェンド)のミニギター。ギターとしての最低限の品質(弾きやすさとサウンド)を満たしながら、できる限り安い製品なのは入門ギターブランドならでは。
ただし安さゆえに個体ごとに品質の差にばらつきがあるため、お店に購入前にしっかり調整をお願いしたいところ。ネット販売でも親切なお店なら発送前に調整してくれるので、注文時にお願いしてみましょう。
ナットの幅は3機種の中で一番狭いので、子どもの手でもコードが押さえやすい点が特徴。ですので親御さんも一緒に弾いてみたいという方にはおすすめしません。
Bacchus GS-Mini
3機種の中で一番おすすめなのがコレ。特徴と品質、価格のバランスに最も優れています。長野県のギターメーカー「ディバイザー」のギターブランドであるBacchus(バッカス)のミニギター。
価格が手頃ながらも弾きやすさも上々。先のLegend LST-MINIよりも品質が安定しておりハズレ個体は少ない印象です。音程も安定しています。またサウンドのキャラクターを決定づけるピックアップにはシングルコイルとハムバッカーの両方を搭載しているのであらゆるジャンルに対応できます。
カラーバリエーションも豊富で、どのカラーも発色が良く鮮やかなので見た目にも楽しめます。
Legend LST-MINIよりもナット幅が2mmだけ長いですが子どもでも弾けるサイズかつ、大人でも弾けるサイズなので親御さんも少し弾いてみたいという場合でも対応できます。
・どれを選べば良いかわからない
・大人も弾けるミニギターが良い
・ネットで購入するので品質が安定しているものが良い
Squier Mini Series
Squier(スクワイヤー)はギターブランドの最大手Fender(フェンダー)の兄弟ブランド。最も人気な形のひとつ、ストラトキャスターは様々なブランドで発売されていますが、”本物の”ストラトと名乗れるミニギターはこのミニストラトだけです。
品質や音程の安定感はBacchusに勝るとも劣りませんが、数年前より高くなってしまいました。
Jazzmaseterという近年人気のモデルのミニギターもラインナップしています。パステルカラーのルックスもよく、見た目が気に入るならおすすめです。
・大手ブランドが良い
・見た目や色が好き
・ネットで購入するので品質が安定しているものが良い
揃えるものが多いと迷う、という方にはスピーカーと一体型のアンプ内蔵ミニギターがおすすめです。
アコギとエレキギターとの違いなど詳しい解説はこちらの記事をご覧下さい。