Line6と格安ワイヤレスの違いは?
Relay G10を検討している方向けの記事です。
LINE6 Relay G10とは
Relay G10は2016年に、市場で初めて”家庭用ワイヤレス”というコンセプトを製品化したワイヤレスです。
家庭用ワイヤレスなんて必要なのかと思っていた方も、実際に使うと今までのケーブルのストレスが解放され病みつきになったという方も珍しくありませんでした。
その後、NuXやX VIVEなどの中華ブランドがこぞってさらに安価なワイヤレスを発売し、販売数はいったん下火に、、、
しかし、こちらもデスクトップアンプの先駆けであるYAMAHA THRがバージョンアップ。
このYAMAHA THR10II Wirelessでもギター側送信機として採用され(送信機のみの品番はRelay G10T)、購入を検討されている方も多いと思います。
普段からLINE6 RelayG10を使っている私の感想と、皆さんが気になるであろうポイントをご紹介します。
充電の手間
個人手にはRelay G10が、安い中華ワイヤレスやBOSS WL-20との一番の違いはここです。
ほとんどのワイヤレスは充電の際はUSBケーブルを接続しなければなりません。
一方Relay G10は受信機に挿し込むだけで充電開始。
弾かないときに自動的に充電されるので、1回の充電で最長8時間駆動しますから事実上電池切れの心配は皆無です。
できる限りギターを演奏する前のハードルを下げる環境を作ることが、上達のポイントのひとつでもありますので、
このメリットは決して小さくありません。
音が途切れる?
これは配置に気を付けたいところです。
Relay G10に限らず、ギターのデジタルワイヤレスは2.4GHz帯を採用しています。
これはWi-FiやBluetoothで使われる帯域と同じため干渉する可能性があります。
私が実際に音切れを感じたのは
棚のルーターの上の段にRelay G10とLine6 Amplifi30を隣同士に置き
Wi-Fi接続したスマホでYouTubeを再生し、それをBluetoothでAmplifiに飛ばして使用すると、頻繁に音が途切れます。
Wi-Fiルーターを離して置けば、ほぼ音は途切れません。
音質、レイテンシ
しっかりした音量を出して感じるレベルです。
少しだけ抜けが悪く感じるという程度で、品質の良いシールドとABテストをすると、違いがあるなという感じです。
小型アンプや、自宅練習であればほとんど気になりません。
上級者を”目指して”おり、アーティキュレーションなどかなりセンシティブに練習したい、という方でなければ不満は無いと思います。
目指してと書いたのは、案外上級者の方に聞くと
これで良いや
という回答が得られるからです。
レイテンシもほとんど感じません。
まとめ
用途別LINE6 Relay G10を買うべき方
RelayG10
・自宅の練習用として
・充電の手間を減らし練習へのハードルを下げたい。=もっとギターを弾きたい
RelayG10S
・ペダルボードに入れたい方
ただしこちらはスタジオ向きです。
ライブ本番で使いたい方にはこちらがおすすめです。