弾き語りにおすすめのエレアコTakamine TDP561C レビュー

 
弾き語りで使うことが多い

質実剛健なエレアコ

搭載プリアンプで音作りを完結させたい

という方におすすめのエレアコ、タカミネTDP561Cのレビューです。

TDP561C 特徴

●Takamine 4大メリット

●500シリーズボディシェイプ

●TDPプリアンプ

●使用木材とサウンド

特徴①:Takamine 4大メリット

Takamieに共通する最大の特徴4点

1. 日本製で比較的安価

2. ネックの強度

3. 左右非対称ネック

4. ダブルサドル

ざっくりまとめると、丁寧なつくりで頑丈で長持ちする、独自の握りやすいネックに、コードの響きが綺麗になるサドル、

にしては国産で安いという感じです。

詳しくはこちらの記事にまとめてあります。

特徴②:500シリーズボディシェイプ

タカミネのオリジナルボディシェイプ。

ボディの厚さや容積はドレッドノートと同程度でありながら、

くびれがあり抱えやすい大きさを感じさせないデザイン。

ということでストロークでガシガシ弾いても、ちゃんと強弱に反応してくれて、座っても持ちやすい形です。

特徴③:TDPプリアンプ

タカミネプリアンプの最上位機種です。

小型の真空管を搭載しており、クールチューブというつまみで真空管ならではの温かさとコンプ感が加わります。

これもまたストロークとの相性が良いです。

スライダーイコライザーのLOW, MID, HIGHはそれぞれ+-12dBの範囲で調整可能です。

MID FREQつまみではMIDコントロールで補正する周波数帯域を250Hzから5kHzまで調整できます。

さらに特定の周波数をカットすることでハウリングを軽減させるノッチフィルターも搭載。

0Hzから5kHzまでをノブを回して決めた周波数部分をカットします。

スイッチで-6dBカットするか、さらに深く-12dBカットするかを選択できます。

一番左の0Hzの状態ではサウンドには影響しません。

これらの組み合わせを考えるとプリアンプでの音作りはかなり幅広いです。

後付けでもう1個ピックアップを追加することもできます。

特徴④:使用木材とサウンド

トップ:スプルース単板

バック:サペリ単板

サイド:サペリ合板

ネック:マホガニー

指板:ローズウッド

サイドバック材のサペリとはマホガニーに似た特性を持っています。

温かみと輪郭のある中音域がサウンドの特徴です。

スペックだけ見ると定価155,000円でオール単板じゃないの?という評価もありますが、

タカミネはエレアコで使うことをメインにした商品設計なので、あえて生鳴りを抑えようとしているねらいがありそうです。

ようするに鳴りすぎるとハウリングしちゃって音量が上げられないということです。

そういう意味では高級ギターに比べると確かに生音は倍音感やサウンドに深みが足りないなと感じます。

とはいえドレッドノートと同じ容積なので音圧感は十分にあります。生音でも弾き語りなんかも全然okです。

デメリット:頑丈すぎる

タカミネは日本製らしく質実剛健。

塗装の仕上げも綺麗ですが日本の気候にも適応できるほど。

逆に言えば頑丈とも言えるため、ボディの響き、生音については直線的というか広がりに欠けます。

これはもちろん、エレアコでの音作りのしやすさと、大音量でもハウリングしづらいといった別のメリットを優先した結果と言えます。

頑丈とは言え、適切な管理をしなければさすがに狂いは出ますので、雑な扱いはしないようご注意ください。

まとめ

以上からTakamine TDP561C はこんな方におすすめです。

・録音やライブ配信などエレアコメインで使用する

 

・バンドで使用したい

 

・真空管の温かみのある音がほしい

 

・プリアンプで細かいところまで音作りにこだわりたい

 

・ピック弾きでストロークの奏法をメインで使用

 

頑丈で状態が安定し、長く愛用した

ちなみに専用ハードケースも付属します。

だいたい相場が 136,400 円、サウンドハウスでは12万円台で、

たまに特価で12万円を下回っているものもあります。

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