Coreモデルの Hollowbody II Piezo のSE バージョン SE Hollowbody II Piezo は
SEシリーズ初のピエゾピックアップ搭載モデルです。
PRS/LR Baggsピエゾ・システム
PRSのピエゾピックアップシステムは、かのL.R.Baggsとの共同開発です。
L.R.BaggsはGibsonのアコースティックギターにプリインストールされているピエゾピックアップ「Element」をはじめ、アコースティックピックアップでは一流のブランド。
このピエゾピックアップにより、アコースティックギターのようなサウンドが出せます。
3つのコントロールつまみはそれぞれ、マグネティック( 通常の)ハムバッカーピックアップのボリュームとトーン、
そしてピエゾピックアップのボリュームです。
ピエゾのボリュームを完全に絞れば普通のエレキギターとして、
マグネティックのボリュームを完全に絞ればエレアコのようにも使えますし、
もちろんそれぞれをミックスして出力することも可能。
ピエゾピックアップのサウンドは、 通常のギターアンプに接続してもフルレンジスピーカーではないため、完全なアコースティックサウンドにはなりませんが、
それでもアコースティックシミュレータのエフェクターを使うよりは良いですし、
例えばイントロなど曲の一部でアコギサウンドが欲しいという時には大変便利です。
アウトプットは2つあります。
上記のような使い方はMIX/PIEZOでokですが、ケーブルを2本使って、
MAGジャックからはエレキギターアンプに、MIX/PIEZOジャックからはレコーディング用DIやPA卓、アコースティックギター用アンプに接続することで
エレキサウンドと、エレアコに肉薄したピエゾサウンドをミックスして使うこともできます。
この時MIXジャック側からマグネティックPUサウンドは出ません。
ES-335のような使い方、フロントPUでトーンを絞ったJazzトーンから
ロック・ブルースにも使える歪ませたダーティなトーン、
ピエゾをミックスしたトップエンドもしっかり出るワイドレンジなサウンド、
そしてピエゾ単体のアコースティックサウンドと、かなり幅広いサウンドバリエーションを可能としています。
スペック
ボディのトップ・バックの両方、ネック及びヘッドにまで入ったフレイムメイプルのバインディング、
バードインレイのポジションマークはアヴァロン貝とルックス面においてもSE史上最高の高級感があります。
ワイドファットシェイプのマホガニーネック、ボディはトップ・バックともにメイプルの5プライとフレイムメイプルは突板、センターブロックはマホガニー。
ナットは牛骨、スケールは25インチ、
オフィシャルホームページにはFingerboard Ebonyの表記がありますが、オフィシャルのYouTube動画ではローズウッドと説明されております。。。
動画ではローズに見えますが販売店の画像はエボニーっぽく見えますね。
ピックアップは他SEシリーズ同様58/15 “S”を、弦高調整可能なブリッジは特許取得のPRS Adjustable Stoptail。
ケースはハードケースとあります。
カラーは Black Gold Burst と Peacock Blue Burst の2色。
価格
価格はアメリカの小売店で $1,549.00
日本発売時には今までのPRSの相場から考察すると、20万円弱にはなりそうです。
SEの範疇を超えてしまっている価格ですが、独自のPiezoシステムが要因でしょうね。