練習機能も内蔵した練習アンプを探している
Bluetoothオーディオスピーカーとしても使いたい
外で使えるギターアンプを探している
という方におすすめしたい、意外と知られていないギターアンプをご紹介します。
ギターワイヤレスもついた完全ワイヤレスMighty Airの詳細は下記リンク記事をご覧ください。
2023年6月に後継機種Mighty Lite BT MKIIが発売。
NuX Mighty Lite BTの特徴
3チャンネル仕様
クリーン/オーバードライブ/ディストーションの3チャンネル仕様。
ロックなディストーションはもちろん、メタルもできるほどがっつり歪みます。
全12種類のエフェクターを内蔵
●空間系
・ ディレイ4種類
・リバーブ(ルーム、ホール、プレート、スプリング)4種類
●モジュレーション系
・フェイザー
・コーラス
・トレモロ
・ビブラート
を内蔵しています。
モジュレーション系はスマートフォンアプリから設定できます。
さらにノイズゲートも搭載。
それぞれパラメータは2または3つとシンプルながらこのサイズなら十分音作りできます。
リズムパターン、メトロノーム、バッキングトラックを内蔵
練習に最適なメトロノームに加え、
9種類のリズムパターンを内蔵
・ポップ
・メタル
・ブルース
・カントリー
・ロック
・バラードロック
・ファンク
・R&B
・ラテン
アプリBPMの調整を、本体のタップテンポボタンでもスピードを調整できます。
さらにリズムだけでなく、アプリにはギターや鍵盤の音も入ったバッキングトラックもジャンル別に収録しています。
Bluetooth接続、アプリ操作
Bluetooth接続によりオーディオスピーカーとしても使用できます。
曲を再生したり、YouTubeの音源を流しながらギターを弾いくこともできます。
MightyLite に対応するアプリ “MIGHTYAMP” を
iOS、Androidで無料でインストールできます。
アプリによりアンプ、エフェクターのセッティング、リズム、バッキングトラックなどMighty Lite BTのすべての機能を使用できます。
外部入出力端子
Bluetooth非対応機器でも接続できるAUXINの入力端子と、
ヘッドフォン端子も搭載。
夜間の練習も可能です。
アダプター、USB電源、電池での駆動
付属のACアダプターに加え、単3電池6本またはUSB電源で使用することができます。
電池駆動ができるので、外に持ち出して使用したり、
レジャーでBluetoothスピーカーとしても使用できます。
メリット/デメリット
メリット
最小サイズ
自宅練習に必要な機能がすべて揃う
価格が安い
デメリット
メリット①:最小クラスのサイズ
ギターアンプとしては業界最小クラス。
机の上に置いて使うにも邪魔にならないコンパクトなサイズです。
このサイズでも一人で弾くには十分な音量も出ます。
メリット②:自宅練習に必要な機能がすべて揃う
様々なジャンルに対応できる歪みの量と、スタンダードなエフェクター類、
練習のためのメトロノームやアドリブ練習ににも良いバッキングトラック、
好きな曲と一緒に弾くためのBluetooth接続または外部入力端子と、
家で弾くためにアンプに求める機能が揃っています。
メリット③:価格が安い
これだけの機能がついて実売は1万円前後ととても安価です。
NuXは中国企業のブランドです。
様々なブランドの製造拠点となる中国では、製造ラインや設計技術を持っているためこの価格が実現できます。
回路設計をそのままコピーした格安エフェクターと同じような理由です。
なので安さ自体が必ずしもチープなクオリティではないところが、スマートフォン同様、中華ブランドが世界を脅かすゆえんです。
デメリット①:EQがトーンコントロール1つのみ
スピーカーのサイズが小さいので、ギターの音自体に太さが足りないと感じます。
歪みのサウンドはすっきりした感じに、クリーントーンでは空間系エフェクターを使えば手軽に使うアンプとしては十分な音質です。
またアップデートによりBluetoothアプリから3バンドEQで音作りできるアンプモデリングが追加収録されました。アプリでしっかり音作りして保存しておけば、問題なくなりました。
サウンド
ほんの少しローが足りない感じも伝わるかと思いますが、なかなか良い音ではないでしょうか。
むしろこれくらいクリアな感じが好きなら、サウンドもおおいにおすすめです。
Blackstar FLY3 Bluetoothとの比較
非常に似たコンセプトの機種です。機能ごとにその差を比較。
音色とコントロールつまみ
FLY3はクリーン、オーバードライブの2チャンネル仕様。
出力の低いピックアップのギターではメタルをやるには少し足りないと感じるかもしれません。
トーンは同じくひとつですが、BlackstarオリジナルのISFコントロールです。
つまみはひとつですが、ベース、ミドル、トレブル全てに作用し、
アグレッシブでタイトなUSアンプと、ウッディなUKアンプのキャラクターを混ぜるように調整できます。
Mighty Lite BTよりも太さを感じられます。
また別売りで3,000円くらいの拡張キャビネットを接続するとステレオで使う事もできます。
サウンドに広がりを出すことはできますが、一番の特徴であるFLY3のコンパクトさが薄れてしまいますし、
使っている人は少ないです。
エフェクター
FLY3はテープエコーを再現するディレイのみです。
こちらはMighty Liteに軍配が上がります。
Bluetooth機能
FLY3Bluetoothは音楽を再生するオーディオ接続のみで、
アプリによる本体の操作などの機能はありません。
サイズ
FLY3Bluetooth
170mm x126mm x 102mm, 900g
Mighty LiteBT
166mm x102mm x 98mm, 720g
MightyLite BTの方が若干コンパクトですが、ほぼ同じですね。
スピーカーのサイズは同じ3インチです。
価格
店舗により多少のばらつきはありますが、おおよそどちらの機種もおおよそ一万円前後ですね。
BlackstarにはBluetooth機能を省いたFLY3があり、こちらは8千円前後くらい。
ただし、Mighty Lite BTはACアダプターが付属するのに対し、
Blackstarの両機種は別売りです。
専用アダプターFLY Power Supply(FLY-PSU)が3,800円くらいするので、
アダプター必須の方はMighty Lite BTが4千円弱割安になります。
まとめ
業界最小サイズのギター用アンプをお探しで、
音質を重視したいという方には
Blackstar FLY3 Bluetooth
メトロノームやリズムトラックなど練習に必要な機能や、スマホで操作したり、エフェクターなど、
様々な機能を1台にまとめたいという方には
NuX Mighty Lite BT
その他、大きさにこだわらず練習用ギターアンプをお探しの方はこちらもご覧ください。