現役楽器屋店員のYosh(@yoshguitarblog)です。
楽器屋店員の私が教える楽器店での値引き方法。
なお、今回ご紹介する方法は高額商品だとより成功しやすい方法です。
はじめに断っておきますが、入門機や、ボスコン、小型アンプ、果てはアクセサリーまで数万円の商品でも値切ってこられる方がいらっしゃいますが、
うるせえ!
って感じです。マジでサウンドハウスで買ってください。
今までお世話になっていたり、これから仲良くなりたい店員さんで、真摯に接客対応と商品説明をしてくれたならそこは気持ちよく買ってください。
なぜか初対面でタメ口や高圧的な方も稀にいらっしゃいますが、お客さんはお金という対価を払ってサービスを受け商品を買うという関係で、あくまでも店員とお客は対等であるべきだと思います。
と、まさかの愚痴から始まってしまいましたがw
交渉するうえでこういった考えも大事かと思います。店員さんも人間ですので。
値引きしてもらえる商品とは?
それでは本題です。
値引きしてくれるということは、値引きしてでも売りたいということです。
例えば、
売上目標の達成が厳しいので月末まで店舗SALEを実施していたり、
長期在庫品だったりは
お店側としては早く売りたいという状況です。
それを見極めるために、みんな大好きデジマートが有効活用できます。
まずチェックいただきたいのが下記項目です。
・デジマートにカート決済機能付きで出店している店舗
・月末に店舗SALEを実施している
・長期在庫品
・現金一括払い(銀行振込)
それでは順番にご説明いたいます。
デジマートにカート決済機能付きで出店している店舗
デジマートに出展しているお店であれば、表示価格より安く購入できる可能性があります。
理由はお店はデジマートで販売すると、販売手数料を数%取られるからです。
なのでお目当ての商品がデジマートに出品されていれば、商品ページ下部の取扱店舗詳細から、電話やメールで問い合わせてみるのが良いです。
そこからデジマートを通さず直接買いたいから値引きをしてほしいと直談判しても良いかと。
しかし、お店によってはクレジットカードが使えないことなどもあるので、支払い方法には注意です。
月末に店舗SALEを実施している
小売業なら毎月の売上目標があります。月末にセールを行っているのはこの売上目標に届いていないケースがあります。
そんな時もお店としては、高額商品を検討しているお客さんになんとか今月中に売りたい!ということで店舗責任者の決裁が得られやすいです。
ちなみにデジマートには
デジマート自身が告知を行うデジマート公式SALEと
各店舗が独自に行う店舗SALEが存在し、さらなる値引き
目印は商品名の下の赤い囲みのSALE表示です。
長期在庫品
経営者は長期不動在庫を嫌います。 そこを狙います。
判別方法は画像の通り 黄色の印をつけたところが古ければそういうことです。
ただし基本的には禁止されているのですが、同じ商品でも新規商品として再アップロードして新着商品に表示させようとするお店もあります。
なのでずっと欲しかった商品であれば、登録日が浅くても交渉の余地ありです。
ここからは偏見ですが、そういうこすいやり方をするお店は価格交渉に応じやすそうです。
現金一括払い(銀行振込)
これは店舗でも非常に有効な手段です。
デジマート出品と同じ理由で、クレジットカード決済も約3%ほど手数料がかかります。
この手数料はお店が負担します。
一括払いなら使用者には手数料がかかりませんが、
お店側には何回払いだろうが一定の手数料がかかるので、
現金払いの方がありがたい、なんならその分値引いてくれるかもしれません。
通販なら銀行振込が同様の手法として有効です。振込手数料は若干かかりますが。
とにかくメールや電話で交渉
というわけで、品定めが済んだら連絡してみましょう。
あと大事なことは本当に購入意欲があることを伝えることです。
例えばいくらにしていただければ、即金ですぐに買える、とか
24回払いで月々いくらの支払い金額なら買えるとかですね。
そして、あくまでに紳士的にお願いしますね。
逆に値引きが難しい商品とは?
値引きが難しい商品とは、値引きしなくても売れるものです。
最初にも申し上げましたが、むやみやたらな値引き交渉には店員もうんざりです。
値引きが難しい商品は素直にそのまま購入した方が店員さんと良い関係が築け、
今後もいろいろ有益な対応をしてもらえるようになるかもしれません。
というわけで難しい商品は下記の通り
・新製品、新入荷の商品
・一部エフェクターや、DTM等のデジタル製品
・ワンオフなどのオーダー品
これらもひとつずつ補足すると
新製品、新入荷の商品
特に最近の新製品は初回入荷数が少なく、まずはメーカー欠品を起こします。この状態での値引きは難しいです。
一部エフェクターや、DTM等のデジタル製品
一部のブランドではネット通販で価格競争されないように、初めから粗利率20%を切るものがあります。
もともと薄利なものは値引きする(利益を削る)余裕がありません。具体的には
・DTM製品全般
・BOSSなどのRoland社製品
・オールアクセス取扱製品
あたりです。
ワンオフなどのオーダー品
希少性が高いものもお店としては安売りしたくありません。
ただし商品の特性上、高額なものも多いため、タイミングや在庫期間によっては在庫を減らすために、多少がんばってくれるかもしれません。
というわけで楽器業界の繁栄を願いつつ、購入者とお店がお互いに幸せになれるようなご購入に役立てば幸いです。