1台にギターとマイクが使えるアンプ
30人から50人程度の会場でのアンプ
充電式バッテリーで野外で使えるアンプ
このどれかを探している方におすすめのアコギ用アンプをご紹介。
充電式バッテリーが不要ならLoudbox Mini Bluetoothがめちゃくちゃお買い得です。詳しくはデメリットの項目にて。
特徴・メリット
30~50人規模の会場で使える60W出力
アコギとマイク同時に挿して調整できる
Bluetooth接続でBGMやバッキング音源再生可能
充電式バッテリーで野外でも使える
持ち運びに便利なコンパクトサイズ
特徴①:ナチュラルかつ温かい絶妙なサウンド
Martinにも標準搭載されるピックアップも手掛けるフィッシュマン。
当然サウンドのクオリティもかなり高いです。
ピエゾピックアップのエレアコで試しましたが、
明瞭さは保ちつつ、ピエゾの嫌な硬さが取れた、マイキングしたようなエアー感あるナチュラルなサウンドです。
3バンドEQがありますが、基本キャラクターがこれなので音作り初心者でも手軽にいい音に仕上がります。
もちろん、アコースティックギターだけでなく、ウクレレやバイオリンなどそのほかのアコースティック楽器にも使用できます。
特徴②:30~50人規模の会場で使える60W出力
音量としては小規模なライブ会場などにちょうど良い出力。
強めのストロークでも音が割れず、余裕で再生してくれます。
個人持ちのアコギアンプとしては十分、丁度よいパワーです。
それ以上のキャパの会場ならPA設備が整っているはずですからね。
特徴③:アコギとマイク同時に挿して調整できる
ギター用の入力チャンネルは3バンドEQとリバーブ、2タイプのコーラスコントロール、フェイズスイッチを装備。
それともう一つのボーカル用などダイナミックマイク用キャノン入力も装備。
ギターチャンネル側とは別に、低域と高域の2バンドトーンコントロールと、リバーブの調整ができます。
特徴④:Bluetooth接続でBGMやバッキング音源再生可能
スマホやタブレットなどをBluetooth接続することで、音源の再生が可能。
ライブ転換中にBGMを流したり、ドラムなどのバッキング音源を流しながら演奏するのも良いです。
キャンプなどで使用するなど楽器演奏以外にも使えます。
特徴⑤:充電式バッテリーで野外でも使える
充電式のバッテリーを内蔵しており、コンセントにつながなくても使えます。
ストリートライブなど野外でも使えます。
音量によって駆動時間は異なりますが、メーカー公表は下記の通り。
18時間(小音量)
12時間(中程度の音量)
4時間(最大音量)
特徴⑥:持ち運びに便利なコンパクトサイズ
結構コンパクトで、サイズ以上の音量が出ます。
サイズ:305mm H x 349mm W x 247mm D
重量:9.6kg
デメリット
充電式バッテリー無し版との価格差が大きい
デメリット①:DIアウトでノイズが出ることがある
本体裏にDIアウト端子を装備しています。
これはアンプに入力した音をさらに大音量で鳴らすために、PA機器に送るための端子です。
サウンドハウスでは、この端子を使うとノイズが出るというレビューがあります。
マニュアルには下記の注意書きがあります。
この製品は、高周波エネルギーを生成、使用、放射する可能性があり、指示に従って設置および使用しないと、無線通信に有害な 干渉を引き起こす可能性があります。 ただし、特定の設置環境で干渉が発生しないという保証はありません。
https://www.fishmanjp.com/support/user_guides/loudbox_mini_charge.pdf より引用
– 受信アンテナの向きを変えたり、移動したりする。
– 機器と受信機の間隔を広げる。
– 受信機が接続されているコンセントとは別のコンセントに機器を接続します。
– 販売店または経験豊富なラジオ / テレビ技術者に相談してください。
このノイズとの因果関係は一致しないかもしれませんが、使用環境によっては発生するのかもしれません。
ただし、そもそもPA機器につながず、このアンプだけで使用する場合にはこの点は心配しなくても良いでしょう。
実際試してみましたが、ノイズは発生しませんでした。
デメリット②:充電式バッテリー無し版との価格差が大きい
充電式バッテリーを搭載していない機種、Loudbox Mini Bluetooth Amplifierもあります。
Loudbox Mini Bluetooth Amplifierは相場が47,080 円、安いところで4万円台前半、
バッテリー搭載のLoudbox Mini Charge Amplifierならだと相場で77,000円、安いところで6万円半ばくらいと
その差は2万から3万円もあります。
逆に言えば充電式バッテリーが不要ならLoudbox Mini Bluetoothがめちゃくちゃお買い得です。
YAMAHA THRII30A との違い比較
ギター+マイク入力、バッテリー駆動、Bluetooth搭載といった機能が揃ったアンプとして、YAMAHA THRと比較。
YAMAHA THRII30A | Fishman Loudbox mini Charge | |
定格出力 | 30W | 60W |
スピーカー | 9cm フルレンジ x 2発 | 6.5″(16.5cm) + 1″ |
チャンネル | 2ch | 2ch |
エフェクト | リバーブ、コーラス、ディレイ、コンプレッサー | リバーブ、コーラス |
Bluetooth | 〇 | 〇 |
サイズ(mm) | 420 x 195 x 155 | 349 x 305 x 247 |
重量(kg) | 4.4 | 9.6 |
そしてTHRならではの主な機能は
・USBオーディオインターフェイス機能
・アプリ操作
・弾いてみた演奏動画撮影に便利なRec’n’Shareアプリ
・ギターワイヤレス
などです。
ただしサウンド面、音量面ではLoudbox mini が圧勝です。
THRは強めのストロークでは低域にやや余裕が無く、モデリング音も例えばピエゾの硬さは軽減できますが、
Loundboxと比べると作られた感のあるサウンドで、ナチュラルさはやや劣ります。
ですので、
家での使用用途も多いならYAMAHA THRⅡ30A Wireless
ライブメインで使いならFISHMAN Loudbox mini Charge
がおすすめ。
まとめ
以上、おすすめのアコギアンプFISHMAN Loudbox mini Chargeのご紹介でした。
この出力サイズの製品では手軽に良い音が出せるので、
シンプルにライブで使う個人持ちアンプとしてはサウンド、サイズともに一番おすすめのアコースティックアンプです。
充電式バッテリー不要ならLoudbox mini Bluetoothはコスパ最高です。