2020年 John Cruzが差別発言によりFenderから解雇
フェンダーがカスタムショップビルダー、ジョン・クルーズとの契約を解消しました。
Gearnews.comによるとマスタービルダーからジョンの名前が削除されていることをフェンダーに問い合わせ、確認したようです。フェンダーから公式な理由は発表しないとのことですが、最近のBack Lives Matterの抗議活動に関連したSNSでの差別的な投稿が原因と言われています。
国内でも1,2を争う人気ビルダーでオーダーも数年待ちでしたが、抱えていたバックオーダーはどうなってしまうのでしょうか。。。また、世に出回っている楽器に罪はありませんが、使用しているビッグアーティストのものも含めどうなるか、Fenderブランドでのジョンクルーズの作品に対する市場の反応も気になるところです。
本来であれば、J.W. BlackやJohn Suhr、John Pageのように独立しても安泰だったでしょうが、差別で会社を解雇された人物が今のアメリカでキャリアを復活できるかも不明です。以下追加追記しました。
2022年独立ブランドJohn Cruz Custom Guitars
John Cruz Custom Guitarsを独立、2022年いよいよファーストロットが出荷されています。ストラトキャスタースタイルのCrossville STと、テレキャスタースタイルのCrossville TLがラインナップ。
12インチR指板、ジャンボフレットといったモダンスペックも採用されています。写真で見るだけでも息を呑むレリックですが、オプションでレリックなしからヘヴィレリックまで(Pristine, Time Capsule, Whole Lotta Playing, Battle Axe)の4段階で選択可能です。
John Cruz (ジョン・クルーズ)
1987年にフェンダーに入社、1993年にCustomShopに参加し、2003年にMaster Builderに就任。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンの「NumberOne」レプリカ、ジェフ・ベックのEsquire Relic、イングヴェイ・マルムスティーンの「Duck」ストラトキャスター、ジョン・メイヤーのLimitedEdition Black 1Stratocaster、ゲイリー・ムーアの1961年製フィエスタレッド・ストラトキャスターなど、リイシューモデルには欠かせない人物でした。
主な使用アーティスト
◼︎ Doug Aldrich
◼︎ Dave Amato
◼︎ Bruce Hall
◼︎ Mick Mars
◼︎ Richie Sambora
◼︎ Bono
◼︎ Duff McKagan
◼︎ Brad Whitford