70年代に登場したボルトオンジョイントのセミアコStarcaster(スターキャスター)。
Contemporary Active Starcaster は Squierブランドで、薄めなネックとアクティブハムバッカーを搭載する、従来にはなかったメタルな仕様を有します。
特徴・メリット
アクティブピックアップ
速弾き仕様ネック
他人と被らない
メリット①:アクティブピックアップ
ピックアップはSquier SQR セラミックハムバッカー。
アクティブピックアップなので9Vのボックス電池が必要ですが、パワフルなサウンドが出せます。
深く歪ませたメタル向きのサウンドが得意です。セミアコですが意外とハウリングしません。
逆にハウリングしてしまうと歪ませすぎだと思ったほうが良いかもしれません。
またコンプレッサーがかかったような粒立ちの揃った、ある意味弾きやすい音です。
メリット②:速弾き仕様ネック
フレットの大きさはナロートールという高さのあるフレット。
背が高いので力を入れずに弦を押さえられます。
また、スペック上はCシェイプとなっていますが、指板ラディアスの影響もありネックはかなり薄く感じます。
握りこむよりも親指をネック裏に置くようなフォームに適しており、速弾きに向いています。
前述の指板ラディアス 12″ (305 mm) という、フェンダーでは珍しいギブソンと同様です。
メリット③:他人と被らない
そもそもセミアコにアクティブピックハムバッカーのピックアップを搭載したギターは、あまり存在しません。
ブラックに加えてIce Blue MetallicやSurfPearlといったフェンダーらしいカラーリングとの組み合わせも唯一無二。
そしてぶっちゃけ売れているモデルとは言いづらい(笑)、逆に言えば使っている人も少ないので、他人と被りたくない人にはおすすめ。
デメリット
ややヌケが悪い音
ネックが薄すぎる
デメリット①:ややヌケが悪い音
中が空洞のホロウボディはふくよかな低音が出ますが、明るさがやや足りません。
図太く低音を支えるのは得意ですが、アンプはトレブル強めに設定したいです。
デメリット②:ネックが薄すぎる
前述のとおり速弾きなどには向いていますが、握ってコードを押さえるような演奏が少しやりづらいです。
おすすめの使い方
メタル向けの珍しいセミアコ Contemporary Active Starcaster 。
弦は最初09-42が張ってありますので、速弾きを練習したいならそれでok、
リフを中心に弾きたいなら10-46の太さの弦がおすすめです。
また、ズンッと太く歪むディストーションと使うと気持ちよく弾けます。