ビリー・アイリッシュシグネチャーモデルのウクレレがフェンダーより発売。
29,700円のこのモデルは、ビリーアイリッシュ本人がステージで使用するウクレレと全く同じものとのこと。
Billie Eilish Signature Ukulele 特徴
●コンサートサイズウクレレ
●FISHMAN製ピックアップ搭載
特徴①:Fender & Billie Eilishデザイン
ボディトップからサイドバックに至るまでシンボルマークである「BLOHSH」をデザイン。
その元となるウクレレも伝統的ではなく、フェンダーのDNAを受け継いだアウトラインです。
一列に並んだ糸巻とヘッドは同社のギターであるテレキャスターを思わせるデザイン。
糸巻はギア式で昔ながらのウクレレよりもチューニングが合わせやすく、音も狂いづらいです。
ボディと指板にはアイボリーのバインディングを、サウンドホールにはアバロン貝を採用するなど、デザインにおいては本人の意向をしっかり反映しているようです。
特徴②:コンサートサイズウクレレ
ウクレレは小さい順から、ソプラノ、コンサート、テナーの3種類が一般的で、
ハワイアンな曲を弾くときはソプラノから始めるのが一般的でしたが、
近年ポピュラーミュージックで始める際には、より様々な奏法が弾きやすいコンサートの方が人気です。
ギターやベースを弾いたことがある人にも、ウクレレの最初の1本にはソプラノは小さすぎて弦が押さえづらく感じることがあるので、コンサートがおすすめです。
特徴③:FISHMAN製ピックアップ
ピックアップによりステージでの使用はもちろんですが、
それよりも最近ニーズが高いのは録音や動画用として、綺麗な音でレコーディングできるという点がメリットです。
しかもFISHMANはフェンダーはもちろん、アコースティックギターの最大手ブランドMartinにも採用されており、その品質は折り紙付き。
プリアンプにはボリュームに加え、低域・中域・高域を調整でき、好みの音を作ることができますし、
さらにチューナーも搭載しており大変便利です。
もちろん、ケーブルをつながずそのまま弾いても、普通のウクレレ同様に使用できます。
デメリット:木材は安価なモデルに使われるグレード
3万円弱の価格にしては使われている木材は若干安いグレードのものです。
ボディのサペリとネックのナトーはマホガニーの代替材として使われることが多く、
指板やブリッジのウォルナットもコストパフォーマンスモデルに使われることが多い木材です。
しかし、コンサートサイズでFishmanプリアンプも搭載していること、若干のビリーアイリッシュへのマージンを考慮すれば悪くはないとは思います。
安すぎるものだと、木材すら使われないことがありますので。
弦の響きに影響するナットもちゃんと牛骨が使われていますし、合格点でしょう。
そもそもビリーアイリッシュのこのウクレレが欲しい!という人はこんな木材がどうとか気にしなくて良いです。
少なくとも音が悪いわけではありません。
まとめ
ビリー・アイリッシュの影響でウクレレを始めてみようかな?という方には手放しでおすすめできるBillie Eilish Signature Ukulele。
なんたって ビリーアイリッシュ本人がステージで使用 するものと同じものだそうですからね。
コロナ渦において、家でひとりでもできる趣味として手軽に始められるウクレレ。
フェンダーブランドなので、はじめての1本としてや、普段ギターやベースをされている方もこの機会にいかがでしょう?