80から90年代に人気絶頂だったフェルナンデス。その人気を大きく牽引したのがこのTEJを使用していた布袋寅泰氏(BOOWY)、今井寿氏(BUCK-TICK)の2名ではないでしょうか。
長らく生産されていなかったTEJですが、2014年に復活したのがこのモデルです。
TEJ-STD 2S ’19 特徴
テレキャスタースタイルのボディシェイプに、鋭いコンコルドヘッドが大きな特徴。
ハードテイルブリッジでタイトなサウンド、オリジナルのシングルコイルも相まってまさにカッティング向きといった趣き。
ぶっちゃけ価格相応のサウンドで可もなく不可もなくという感じです。
とは言え、最初の1本としては十分なクオリティ。
ナット幅が42mmと狭いので無理なくネックが握れるはずです。
ルックスが気に入ったなら、TEJは唯一無二なので買いです。
ナット溝の仕上げがデメリット
ひとつ注意点は、最初に張られている弦のゲージは09-42でナットもそれに合わせて溝が切られています。
が、溝は浅く、コンコルドスタイルの影響で弦はぎりぎりの状態で止まっています。
1弦を10ゲージ張り替えると弦が外れてしまう個体もあります。
弦交換の際にもナットの溝を慎重に行いたいです。
まとめ
ちなみにTEJ-STANDARD 2Sは2014年当初定価45,000円でした。
2019年には指板がローズウッドからローレルに仕様変更され、型番がTEJ-STD 2S ’19に、 定価が50,000円となりました。
この価格だと指板の違いでサウンドが大きく変わるような印象はありません。
それどころか以前のモデルも厳密にはローレル指板でしたが、便宜上ローズウッド表記していたのかもとも思います。
最近フェルナンデスは儲かっていないのか、生産調整入れまくりで常に在庫が品薄状態なので、あるうちに購入しましょう。