使用状況や状態によりますが、弦は1ヶ月ほどでの交換が望ましいです。
ギター弦はどれくらいで交換しますか?
弾いているときに切れてしまったら
錆がついてきてから
それらは、はっきり言って論外です!
なぜ頻繁に交換すべきかは
結論
上達の妨げになります。
ギターが(主にフレット)が痛みます。
それでは掘り下げてご説明します。
上達の妨げになる。
サウンドと弾き心地の両方に悪影響だからです。
まず、サウンドについてです
弦を張り替えた時にすごくブライトに感じる事はありませんか?
本当はその音が”本来の弦の音”であり、これは”新しい弦の音”ではなく”古い弦の音”に慣れてしまっている危険な状態なのです。
本来の弦の音ではないので、音抜けが悪かったり、芯がなくなります。
普段から本来の音でギターやアンプのセッティングをして音を作らないと、満足したサウンドが出来上がりません。
ライブの前だけ替えたりしていると、普段と音の出方が異なるのでいつも通りのセッティングも難しいです。
音抜けが良い機材をお求めになる方に弦交換をお勧めするだけで、満足いただけたりするケースがけっこうあります。
この辺は売りたがりの意地悪な店員さんは教えてくれないか、知らないかのどちらかだったります。
あとは、ピッチ(音程)が不安定になります。
どんなに正確に押さえても、速く弾けても、音程がズレていればクオリティの低い演奏になります。
普段から正しい音程を意識していないと、音程感は見に付きません。
結果としてチョーキングの音程やビブラートが音痴になり上達が遅れます。
フレットが傷む。
弦もそうですが、フレットも消耗品です。
使っていくうちに摩耗して、へこみ、弦がビビったり最悪音詰まりが発生します。
フレットはすり合わせや、交換で修理可能ですが、3万から5万円、指板や塗装の有無などによってはそれ以上かかっても不思議ではありません。
そんな高額な修理を避けるためにできることが月に1回の弦交換です。
古い弦は表面に汚れや、サビがついています。
弦を押さえるとフレットと密着し、弾くことで振幅します。
フレットにくっついて弦が何度もこすられるわけです。
錆びなどがヤスリのようにフレットを削ってしまうのです。
フレット打ち直しにかかる費用と預ける修理期間を考慮すれば
頻繁に弦交換を行う方が結果的にランニングコストは低いです。
また、フレットの打ち直しは高額なこともそうですが、繰り返すと指板の溝が広がりフレットの食い込みが甘くなるなど頻度は極力抑えたい処置ですので、
やはり定期的な弦交換が一番好ましいのは間違いありません。
弦交換が面倒くさい。
わかります。わたしもです。
そんな方におすすめなのがコーティング弦。
錆びに強く長持ちします。
とは言え皮脂や汚れは付着しますから、演奏後は吹きあげるのがベターです。
それで長くて2か月くらいは持ちます。
ただしフレットへのダメージは軽減できますが、その頃には音質は劣化しています。
まとめ
ジャズギタリストで死んだ弦の音が良いという方にも会ったことはありますので、目的があるなら全否定はしませんが、
ギターがうまくなりたいなら、
ギターを長く使いたいもしくは使わなくなったときに高く売りたいなら、
弦交換は1か月で、コーティングなら最長2か月程度が好ましいです。