メタルコア、プログレッシブメタルなどハイゲインでも7thやテンションコードも使う、
もちろんブリッジミュートでのスピーディでタイトな音数の多いリフ、
さらにクリーンからクランチも使う、
という方に、交換用ピックアップの第一候補としておすすめのモダンなピックアップをご紹介します。
ダンカンと言えば昔からSHから始まる型番のものが有名ですが、
ここ数年モダンピックアップとして注目度が上がっているピックアップ3機種が
Pegasus(リア用)
Sentient(フロント用)
です。
プリインストールされているギターが少ないのが不思議なくらい、
交換用ピックアップとして非常に人気です。
それぞれの機種に、通常のものとトレモロ・フロイドローズなどトレモロ用の弦間ピッチのトレムバッカー、そして7弦、8弦用をラインナップ。
Nazgul(ナズグル)
正式な表記はNazgûl。
ラージセラミックのマグネットを使用。
サチュレーションやピッキングアタック、そして高出力ながらアーティキュレーションが高次元で融合、
さらにブリッジミュートでの ブルータルな ズンズン感も最高です。
ぼやけたり、もたつくことなく非常にタイトな低音レスポンスを実現しています。
アグレッシブなハイゲインサウンドで、暴れ感は無くも生々しく、輪郭があり分厚いサウンド。
ドロップチューニングでのハイスピードなリフにも最適です。
Pegasus(ペガサス)
アルニコ5マグネットを使用。
ウォームで反応が良く、バランスの取れた豊かなトーンを目指し、
強いミッドレンジとローエンドを持ったリッチなサウンド。
煌びやかなトップエンドにより音の分離が良く、ハイゲインにおいてもコード感が失われません。
出力のバランスが良く、クリーンでもディストーションでも使いやすいピックアップです。
Sentient(センティエント)
マグネットはアルニコ5を使用。
海外の公式サイトにおいても、同社の59(SH-1)とJazz(SH-2)の中間とも言える、バランスの取れた多彩なトーンと評されています。
優れたダイナミックレスポンスとワイドレンジを持ち、ヴィンテージPAFタイプにモダンなキャラクターをブレンドした低出力ピックアップです。
59に艶をプラスしたような低域と中域、Jazzの素直な高域を組み合わせたような感じで、
低出力タイプですが、ブルージィなトーンでは無く、モダンなトーンはクリーンも歪みもok。
前述の2機種をリアにした際にはもちろん、ダウンチューニングのギターには、このセンティエントがフロントピックアップとして最適です。
Nazgul vs Pegasus 比較
フロントはSentientとして、リアはNazgulとPegasusのどちらか迷うところだと思います。
それぞれの特徴をまとめると
Nazgulの特徴
・ハイパワーで程良いコンプ感
・タイトでドロップチューニングにも最適
リアピックアップはとにかくリフを刻む!
1音から以上ダウンチューニングする!
冷徹なサウンド!
という方はNazgulがおすすめ。
Pegasusの特徴
・クリーンにもハイゲインにも対応できるバランスの良い出力
・ウォームでありながら、プレゼンスも豊富で、歪ませてもコード感を失わない
ツインギターでアルペジオなど上物を担当する!
ハイゲインでもテンションコードを絡ませる!
という方はPegasusがおすすめです。