ギターはスペック(仕様)から演奏性やサウンド傾向が比較的把握しやすい楽器です。当ブログでは【スペックの読み方】と題し、スペックの違いによるギターのキャラクターの違いを説明します。
今回のテーマはピックアップのマウント方法。
基本的にピックアップの搭載方法は2つです。
フローティング(吊り下げ式)マウント
レスポールのようなエスカッションから吊り下げるタイプ、
ストラトキャスターのようなピックガードから吊り下げるタイプの2種類です。
サウンドは角が取れたしなやかなキャラクターを持つ傾向があります。
ともすれば、ピックアップの特性やセッティングによっては
低音がモヤッとした締まりの無い音
となる危険性もあります。
いずれにせよ、倍音豊かなトラディショナルなサウンド特性と言えます。
大音量で鳴らした際に、共振してハウリングを起こしやすくなるというデメリットもあります。
ダイレクトマウント
ギター本体に直接ビスで固定する方法です。
有名どころはやはりエドワード・ヴァン・ヘイレンの改造ストラトですね。
ご本人もこのマウント方法に強いこだわりを持っていたようです。
ボディに固定されるため、サウンドは
輪郭のしっかりした締まりのあるタイトなキャラクターと言えます。
強く歪ませても暴れ過ぎないのもメリットですが、
場合によっては硬く遊びのない直線的なサウンドに感じる方もいます。
エフェクトのノリも良くなるモダンなサウンド特性と言えます。