【レビュー】MXR FOD Driveの正体はGreen Day限定モデル

 
パンク系の軽快なディストーションを探している

パンクにおすすめの歪みエフェクターが知りたい

Green Day が好き

という方におすすめの歪みエフェクター、MXR M251 FOD Driveをご紹介です。

中身はDD25 Dookie Drive

モデル名とコントロールで鋭い方はおわかりでしょう。

https://moridaira.jpより引用

FOD Driveの中身はほぼGreen Day のメジャーデビューアルバム Dookie の発売25周年記念モデルで2019年に発売されたDD25 Dookie Driveです。

ちなみにアルバムDookie には 「F.O.D.」という曲が収録されています。

Dookie Driveは当初世界2000台限定生産ということで即完売でしたが、

その後、売れすぎてか商売っ気を優先させてかは定かではありませんが、結局、筐体デザインを変えて3バージョン発売されました。

そして今回の M251 FOD Drive

有名アーティストが所有するカスタマイズされた2台のアンプをMXRチームが徹底的に解析。その2台のアンプサウンドをブレンドコントロールによって自由にミックスすることにより1台のアンプだけでは実現できない理想的なオーバードライブが完成。

https://moridaira.jp/posts/m251-fod-drive より引用

モデル名こそあれですが、公式説明文にはGreen DayやBillyの名前はありません。

これは憶測ですが、契約の関係かこれ以上Green Dayの名前を使えない、でもMXRチームは頑張って素晴らしいものを作ったんだから今後も売りたい!ってことで、モデルをリニューアルしての発売だと思います。

FOD Drive 特徴

・2台の歪み回路を1台のエフェクター

・ハイゲインはドンシャリサウンド

・クランチゲインはパンチあるミッドレンジ

・ゲインとヴォリュームは2つのキャラクター毎に設定可能

・それぞれをブレンドつまみでミックス

JoeArmstrong(ジョー・アームストロング)がDookie のレコーディングの際、実際に使用したアンプ「Marshal 1959SLP reissueのモディファイアンプ」2台の実機をMXRが解析、Dookieを開発しました。

FOD Driveはこのハイゲインとクランチの2台のキャラクターを、1台のエフェクターに詰め込みました。

ハイゲインセッティングのアンプはドンシャリサウンド、

クランチセッティングのアンプはパンチあるミッドレンジがそれぞれの特徴です。

コントロールはOUTPUT、GAIN、BLEND、TONEですが、

このGAINはハイゲインドライブ側のコントロールです。

クランチゲインドライブ側のゲインとボリュームは、本体内部基板のトリムで設定できます。(裏蓋を開けないとコントロールできないのが不便です。)

それらの音をブレンドコントロールでミックスして、トーンコントロールで最終的な調整ができます。

これにより、深く歪んでいるのに音抜けが良いサウンドを再現できます。

FOD Drive ではMID スイッチが3段階にアップグレード

そして筐体デザイン以上のDookie Driveとの違いは、中音域の設定スイッチです。

Dookie DriveはSCOOPスイッチで通常の中音域かスクープ(ミッドカット)をするか2段階の切替でした。

FOD Driveではスクープスイッチが中音域を「フラット」、「スクープ」、「ブースト」の3段階に切替可能となりました。

これにより、さらに幅広いサウンドメイキングに対応できます。

サウンド

まだサウンドデモが公開されていないようですが、Dookieとおおむね変わらないでしょう。

ハイゲインとは言えメタル系ではなく、この90s感、良いですね。

このブライトな感じもMXRらしい音色です。

というか、逆にパンク・メロコアに良く合いそうな、軽快さとハイゲインが融合した歪みペダルって意外と希少なのではないでしょうか。

ブリッジミュートもするけど、太過ぎずむさくるしくない感じで、パワーコードのストロークもがつがつ鳴らしたい!という方にはおすすめです。

SCOOPスイッチが3段階ということで、Dookieの上位互換ですから、

Dookie Driveを買い逃した

Green Day のファンではないが歪みのブレンドが気に入った

という方はこちらのFOD Driveが良いでしょう。

しかもビリーへのお布施が無い分メーカー希望小売価格がDD25が25,000円に対し、FOD Driveが20,000円で値下がりしています。

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