メタル、ラウドロックに必要なギターの要素は大きく以下の3つです。
・ハイゲインディストーションでも潰れないサウンド
・大きいフレットで速弾きもしやすい
・ダウンチューニングにも対応できる
ハイゲインディストーションでも潰れないサウンド
この条件を満たす重要な要素のひとつはピックアップです。
例外はありますが、具体的にはリアピックアップはハムバッカーがマスト。
リフでザクザク刻んだり、ズンズンさせるブリッジミュートは、リアハムバッカーが欠かせません。
いわゆるGibson 57 Classicに代表されるPAF系などヴィンテージスタイルの低出力ピックアップよりも、
SeymourDuncan(セイモアダンカン)のSH-4 JBや、DiMarzio(ディマジオ)のDP100 Super Distortion など出力が少し高いものが定番です。
大きく歪ませてもノイズが少ないアクティブピックアップも有効です。
定番だとEMG
最近はFishmanFluenceが評価が高いです。
大きいフレットで速弾きもしやすい
フレットが大きいというより正確には背が高いと
フレットと弦までの距離が近いため軽い力で押弦できます。
ダウンチューニングにも対応できる
チューニングを低くするダウンチューニングを採用するバンドが増えているどころか、最近のメタル、ラウドロックはレギュラーチューニングの方が珍しいくらいです。
それに対応するためにはロングスケール(25.5インチ=648mm)が必須。
ダウンチューニングでしか使わないという方はそれよりも長いスケールを選ぶのも良いでしょう。
それではこれらの条件を満たしながら、販売価格10万円前後のコスパが高い機種をご紹介。
Schecter Hellraiser C-1
発売から10年以上経っているベストセラーモデル。
EMGピックアップを搭載、さらにマホガニー材を使用したボディとネックの組み合わせが意外と珍しいスペックのギター。
この仕様のおかげで、かなりヘヴィなサウンドが得意です。
フレットもかなり大きめです。
詳しいレビューはこちらの記事をご覧下さい。
PRS SE Mark Holcomb
プログレッシブメタルやジェントにカテゴライズされるバンドPeripheryのギタリスト、マークホルコムのシグネチャーモデル。
シグネチャーモデルですが、完成度が高過ぎなのでファン以外にもめちゃくちゃおすすめです。
PRSならではのバードインレイやボディシェイプのカッコ良さはもちろん、
特にSeymour DuncanのAlphaOmegaというピックアップが秀逸。
ディストーションサウンドはもちろん、クリーントーンも美しく、コイルタップ(=シングルコイル風)サウンドも使えるサウンドになっています。
詳細記事はこちら。
FGN MYHIC JMY2-ASH-E
長野県のフジゲン工場で製造されるメタル専用モデル。
日本製ならではとも言える丁寧なつくりの弾きやすさに加え、
Fiahman Fluence のアクティブピックアップを搭載しながらこの価格は驚異的。
さらに工場出荷時の状態でドロップCチューニングでセットアップされています。
詳細はこちらの記事をどうぞ。