【スペックの読み方】ピックアップのマグネット の違い

ギターはスペック(仕様)から演奏性やサウンド傾向が比較的把握しやすい楽器です。当ブログでは【スペックの読み方】と題し、スペックの違いによるギターのキャラクターの違いを説明します。

今回のテーマはピックアップのマグネット。

ピックアップは使われているマグネットとコイル、ターン(巻き)数でサウンドが変わります。

今回はマグネットにスポットをあてて紹介。

アルニコ

アルニコはアルミニウム、ニッケルとコバルトなどを原料にした合金です。

原料の配合率によって数字がつきます。
数字が大きくなるにつれて磁力は大きくなります。

ただしⅡよりⅢの方が磁力が弱いです。

ピックアップに使用されるアルニコはⅡとⅤが多いです。

アルニコには経年変化があり、年数が経つと磁力が徐々に弱まります。

アルニコ2

Fenderの50年代のヴィンテージテレキャスターに搭載されて依頼、ギターで最もポピュラーです。

現代の感覚だと出力はやや弱く、中域がしっかり出るウォームなサウンドです。

アルニコ3

磁力が最も弱いアルニコⅢ。
50年代のギブソンに使用されていました。
現在のリプレイスメントで使われているものは少ないですが、
磁力が弱いため弦振動への影響が少ないため、ギター自体の鳴りを大事にしたい方は試してみてください。

アルニコ5

磁力が強く、出力はやや高めで低域も高域も明瞭なサウンドです。

ヴィンテージ過ぎず扱いやすいので、モダンなギターには一番バランスの良いピックアップと言えます。

セラミック

高出力なピックアップを求めるならこれです。
低域から高域までしっかり出て、やや金属的なサウンドで、ディストーションとの相性は抜群です。

アルニコの様に経年変化もほとんどありません。

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