Jazz IIIの特徴と言えば
・小さい
・ 先端がとがっている
・ エッジが滑らかに処理されている
というところでしょうか。
もともと早いパッセージを弾く際のジャズギタリスト向けでこの名前ですが、
速弾きブームになるとHR/HMギタリストも使用するようになりました。
Nylon Jazz III
Jazz IIIと言えばコレです。
意外と知られていないかもしれませんが、
赤と黒、厚さは同じ1.38mmでも硬さが異なり、黒の方が若干硬いです。
私はこのナイロン赤に落ち着きました。
理由はどんな奏法でも、サウンド、弾き心地ともに一番バランスが良いからです。
速弾きはもちろんやりやすいですし、
カッティング時もひっかかりが無く滑らかに振り切ることができ、
サウンドも黒やウルテムとも異なるしなやかで、耳ざわりの良いアタックが得られるからです。
Max-Grip Jazz III
先のJazz IIIに滑り止めが付いたマックスグリップ。
こちらはある意味、完全速弾き仕様と言えるかもしれません。
ずれないことはメリットな一方、カッティングなどで位置をずらしたい時もやりづらいです。
Slipknotのミックはこれを使っていました。
ピックを使い分ける方はメタルをやるときはコレ!という感じでもいいかもしれません。
Ultex Jazz III
人工べっこう材質のウルテックス。人間の爪の材質に近いとも言われており、耐久性も高いです。
わたしは藤岡幹大さんが使っていることを知って試してみました。
ここからJazz IIIにはまりました。
最小限の指の動きがダイレクトに伝わる所が感覚的にわかりやすいので、
速弾きの弾きやすさが一段階レベルアップできたのはこのピックのおかげです。
これも粒立ちが良くなり、ややコンプ感のあるサウンドがメタルの時は良いのですが、
カッティングの際の弾きやすさがナイロンだったため最近はあまり使っていません。