ベース用リプレイスメントブリッジとして一時代を築いたバダスブリッジ。
Marcus Miller (マーカス・ミラー)やレッチリのFlea(フリー)らが愛用していたことで人気に火が付きました。
しかし生産が終了し、一時期より流通していませんでした。
近年は再現の高いOMEGA BRIDGEなる製品が代替品として流通していましたが、
この度あのオレンジ色のパッケージとともに復活!
Leo Quan Badass II Bass Bridge
バダスブリッジのメリット
・サドルの可変域が広い
・本体を加工せず取り付け可能
メリット①:アタック、サスティン、明瞭さの向上
フェンダーのヴィンテージスタイルのブリッジよりも、見た目の通り重量があります。
そのためサスティンが伸び、アタックも際立つサウンドに変化します。
フリーとマーカスミラーと言えば、スラップの名手。
ゴーストノートも含め、音数が多いプレイのため1音1音がクリアになるという点が好まれたのでしょう。
メリット②:サドルの可変域が広い
サドルの可変域が長いため、オクターブ調整の幅が広いです。
様々なゲージの弦が使われる昨今、どんな弦でも正しい音程で鳴らすことができるのも良い点です。
メリット③:本体を加工せず取り付け可能
また、本体にザグリやビス穴の開けなおしなどを必要とせず、 ジャズベースやプレシジョンベースに無加工で取り付けられるのもメリットです。
気に入らなくなったり、楽器を手放す際には楽器を全く元の戻すことができます。
ちなみにBADASS I はブリッジ本体が厚く、ベース本体の取り付け位置を削る必要がありました。
バダスブリッジのデメリット
サウンドが変わる・・・これはメリットでもありデメリットでもある、つまり人それぞれの好みではありますが、
バダスブリッジが嫌いな方はウッディな温かみがなくなり、サウンドが金属的になるという意見が多いです。
この辺りは演奏するジャンルにもよるところでしょう。
また、無加工で取り付けられるのですが、サドルに溝が切られていません。
たまに溝を切らずに使用してアタック感が減ったという方いますが、そりゃそうだろ。。。という感じです。
弦高など演奏性とサウンドに深く関わるので交換作業はリペアマンに依頼するべきです。