ソルダーレスケーブルは断線しやすい?
などソルダーレスケーブルの疑問にお答えします。
ソルダーレスケーブルとは?
ソルダーレスケーブルは、ハンダを使わずに誰でも簡単に作成できるケーブルです。
エリックジョンソンの使用でも有名なアメリカのGeorge L’s がソルダーレスケーブルのパイオニアのような存在です。
日本では2012年にFree The Toneが発売した事で、ソルダーレスケーブルがより広く認知されたように感じます。
ソルダーレスケーブルのメリット:好みの長さでケーブルが”かんたんに”作れる
ソルダーレスケーブルを導入するメリットは「好きな長さでケーブルが簡単に作れる」これが一番です。
つまりパッチケーブルで使う事が前提です。
エフェクター同士を接続させるなら、LLプラグ、
スイッチャーとエフェクターをつなぐならLSプラグが良いでしょう。
また意外と知られていないもうひとつのメリットが、
ケーブルをねじる事なくプラグの方向を任意の向きに作成可能な点です。
負担が少ないようにケーブルを作成すれば、寿命も長くなり、トラブル防止にもつながります。
ソルダーレスケーブルのデメリット:耐久性が低い
耐久性が低いとはいえ、はんだ付けされた通常のケーブルに比べてです。
固定された状態であれば全く問題ありません。
ケーブルの付け根の部分に何度も負荷がかかると不具合が出る可能性があるので、
使用する際は、エフェクターをボードに固定して使用してください。
固定しないと持ち運びの際に、ケーブルがエフェクター本体と衝突を繰り返し断線する恐れもあります。
ソルダーレスケーブルはハンダを使っていないから音が良い?
たまに質問されるのですが、これは誤差の範囲です。
むしろケーブル自体の違いでサウンドが変わると考える方が自然です。
そしてこれも、良し悪しではなく好みの問題です。
ソルダーレスケーブルは普通のものより高価?
例えばFree The Tone の SL-4L-NI-10K(ケーブル3mとLプラグ10個)のキットは10,500円
一括で買うには少し高く感じるかもしれません。
しかし既製品パッチケーブル CAJのL-L 60(60cm、L-Lプラグ)は
1本3,300円です。
5本買えば16,500円ですから、価格としてもソルダーレスの方が安くなります。
Live Lineなど格安パッチケーブルよりは高いですが、
Free The Toneくらいのブランドなら音質や信頼性も含めこちらに軍配が上がります。