ヨーロッパ最大のネットショップも運営するドイツThomannのYouTubeチャンネルにて
アイバニーズの2020年モデルが早くも紹介されています。
おそらく正式発表は毎年1月にアメリカ、アナハイムで開催されるNAMM SHOWでしょう。
こちらの動画からピックアップした情報を中心にご紹介。
ギター編
ベース編
Ibanez2020年モデルギター
RGDR4327
すでにイケベさんで販売されていますね(2020年1月2日現在)
RGDボディでリバースヘッド
マホガニーボディバックのリッチライトトップという先鋭的な仕様。
ギブソンが悪さをしてエボニーが積極的に使えなくなった際にエボニーの代替材として使われだしたのが、この人工材のリッチライトです。
Prestage RG 5000 Series
ボディ材とフィニッシュ、ピックアップ、ブリッジの異なる3バリエーションです。
メイプル+ウェンジの5ピースネック
マッカーサーエボニー指板にマザーオブパールのオフセットポジションと
サイドポジションマークはルミインレイ
ジャンボサイズのステンレスフレットにプレステージエッジ処理
RG5170G
本機はバスウッドボディ
Lo-Pro Edge tremolo bridge
ピックアップはFishman Fluence Modern Humbucker 2基と
同じくFishman Fluence Single-Width です。
RGR5221
こちらはアッシュトップのマホガニーバックというありそうで意外と少ない組み合わせ
Gibraltar Standard II bridge
ピックアップにはBare Knuckle Brute Force
RG5320
動画ではフィニッシュが少しいじられていますがw
マホガニーボディ
Lo-Pro Edge tremolo bridge
ピックアップはDiMarzio® Fusion Edge です。
2020年モデルPremium
RG1121PB / RG1127PBFX
6弦と7弦モデルでそれぞれにカリビアンとチャコールのフィニッシュがあるようです。
ネックはメイプル/ウォルナット/パープルハートの11ピース
ポプラバールトップにアメリカンバスウッドボディ
エボニー指板にJescar EVO Goldフレット
ブリッジはハードテイルのMono-rail Bridge
ピックアップはDiMarzio Fusion Edgeです。
RG6PPBFX
トロピカルシーフロアなるオリジナルフィニッシュとピックアップカバーのマッチングが良いですね。
グロス仕上げで7mm厚ソリッドポプラバールをドロップトップ、ナチュラルバインディングのアメリカンバスウッドバック。
こちらもメイプル/ウォルナット/パープルハートの11ピース ネックにエボニー指板と Jescar EVO Goldフレット 、
Mono-rail Bridge は共通です。
ピックアップにはベアナックルのAftermathを搭載。
AZ
AZ2202A
従来のAZシリーズ同様S-TECH WOOD Roasted Maple をネック、指板に採用。
S-TECH WOOD宮城県で開発された国内特許取得済みの窒素加熱処理の方法です。処理直後の含水率は0%。主にギターではなく、外壁やウッドデッキなどに使われるほど耐久性が高い木材です。
その他、フレットやピックアップなども同様ですが、
ボディ材にはアルダーに代わりアッシュが採用されています。
AZ242PBG
AZシリーズにもポプラバールトップが追加。
スペック的にはインドネシア製とポプラトップ+アメリカンバスウッドバックのボディ材というところ以外は
上記AZ2022Aと同様のスペックです。
Ibanz2020年モデルベース
EHB Series
EHB1500 / EHB1505
過去にはフレットレスモデルなどを展開した
今まで見たことの無い「新しいベース」かつ「胸躍るベース」をテーマに、確固たるコンセプトと、プレイヤーのニーズによる専門性の高いモデルをコンセプトに展開する” Workshop From Concept to Reality” 。
今回はなんとヘッドレスです!4弦仕様EHB1500 と5弦仕様のEHB1505 を展開。
ボディシェイプやスラントしたボディバックのデザインは立っても座っても同じ感覚で弾けるよう人間工学に基づき設計。
さらに長時間の演奏を快適にするために、ボディは軽量化を図ったチェンバード構造と、strandbergを意識していそうなコンセプトです。
ネックはパンガパンガ(ウェンジに近い木材)とウォルナット9ピースに、グラファイトが仕込まれており、かなり強度を高めているようです。
ポプラバールトップとセレクテッドライトウェイトアフリカンマホガニーバックボディです。
硬質なネックによる硬さをボディでサウンドバランスを保っている感じですかね。
ピックアップは Sadowsky や Ken Lawrence などハイエンドベースにも搭載されている Nordstrand 製。
ブリッジはEHBベースのために設計した MR5HS 。各ブリッジが独立しておりstrandbergに似た設計思想だと思います。
サドルはボディにしっかり固定されているため、ボディへの弦振動を最大限に伝えます。
さらにサドルは +/-1.5mm の可変域で弦間ピッチの調整も可能。 MR5Sブリッジ のヘッドレス仕様という感じのブリッジですね。
テフロンのワッシャーでチューニングもスムーズらしいです。
シャーラー製ロックピン S-Lock とノイトリックのロックジャックを標準装備。
取り外し可能なフィンガーランプも付属するようです。
かなり本気度がうかがえる、個人的には最も注目の2020年モデルのシリーズです。
EHB1505MS
そしてこっちが本命の5弦マルチスケール仕様。
肝心のスケールは5弦889mm(35inchエクストラロングスケール)から 1弦838mm (33inch)という、なにかと安心の仕様です。
その他スペックはEHB1505とおおむね同じです。
EHB1506MS
そして6弦マルチスケール仕様。
これ単純にルックス好きです。
SR1600B
ベースにもポプラバール、カリビアンカラーを採用。
5弦のSR1605Bもあります。
こちらも Nordstrand 製 ピックアップを搭載しています。
BTB1936
これまたすごいルックスのBTB。
マホガニーをカーリーメイプル/ウォルナットの板で、トップとバックから挟んだ構造。
アギュラーピックアップ搭載。
SRMD205
5弦ベースなのに、スケールが812mm/32″のミディアムスケールという
なかなかニッチな仕様のモデル。
それでもローエンドはしっかり出るとの解説、ほんとかなぁ。
ボディはポプラを採用しているので、やや軽量だと思われます。
5弦は構造上重くなりがちですから、快適に演奏したい女子やPOPSおじさまがターゲットですかね。
2020年全モデル
気になったモデルをざっくりまとめてみました。
動画でも言及されていましたが、2020年のアイバニーズはポプラバールイヤーですね。
とてもこちらで紹介しきれるラインナップではなかったので、
その他のモデルや、各モデルのスペックはこちらの EU のアイバニーズサイトをご覧下さい。なぜかアメリカのサイドだと一部モデルが掲載されていませんでした。
https://www.ibanez.com/eu/news/detail/20191113093311.html
しかし星野楽器さんはもう日本市場より断然海外路線ですね。
上記モデルはまだ日本のページでは未公開ですし、
NAMMなどの展示規模もものすごいですし、海外の先進的なミュージシャンが使えば、日本で需要出そうですからね。