どのジャンクションボックスしようか迷っている
という方のため記事です。
ジャンクションボックスとは?
エフェクターボードのインプットとアウトプットを一箇所にまとめるための機器です。
配線の仕方はこちらの画像がわかりやすいです。


中にはバッファやチューナーまで内蔵したものもあります。
しっかりエフェクトボードを組み上げるための必須アイテムです。
特にスイッチャーを導入している場合は、スイッチャーへのシールドの抜き差しがしづらいため、ジャンクションボックスは必須です。
ジャンクションボックスのメリットデメリット
メリット
●セッティングが簡単になる
●ケーブルやエフェクタージャックの劣化を防ぐ
●バッファなどプラスαの機能内蔵のものはボードのスペースを無駄にしない
デメリット
●不具合のチェック箇所が増える
メリット①:セッティングが簡単になる
スタジオ練習時はもちろん、ライブの転換もスムーズにケーブル接続ができます。
メリット②:ケーブルやエフェクタージャックの劣化を防ぐ
ジャンクションボックスを設置したエフェクターボードは、全てのエフェクターを接続したもの固定したままにしておきます。
ケーブルの抜き差しはジャンクションボックスだけで行うので、
エフェクター側のジャックは劣化しません。
メリット③:バッファなどプラスαの機能内蔵のものはボードのスペースを無駄にしない
後ほど紹介するバッファなどを内蔵したものであれば、機材が増えず
ボードのスペースの節約にもなります。
デメリット①:入り口で音質が劣化する
パッシブピックアップのギターであれば、最初のエフェクターに信号が届くまでハイインピーダンスのまま、複数の接点を経由するため、ハイ落ちを感じるかもしれません。
ハイ落ち込みで音作りすればそこまで気にする必要はないです。
アクティブピックアップであれば気にしなくて良いです。
出口に関してはエフェクターを経由しローインピーダンスになっているので、ほとんど劣化は感じられません。
デメリット②:不具合のチェック箇所が増える
音が出ないなどのトラブルがあった時に、
不具合を探る箇所が単純に増えます。
しかしエフェクターを固定せずボードを持ち運ぶよりも、ケーブルなどへのダメージは少ないので、そもそもトラブルは少ないです。
おすすめジャンクションボックス比較
Free The Tone Signal Junction Box JB-21

ジャンクションボックスを普及させたのはFree The Toneです。
こちらの書籍で一般ユーザーもペダルボードの考え方が浸透しました。
インピーダンスについてなど、ギタリストの必読書です。
プロ現場でのシステム構築を重ねる中での要望を満たす製品として生まれました。
実際に数多のプロのボードに組み込まれるだけあって、
音質も耐久性も申し分ありません。
他の機能を必要とせず、音質も追求するならこちらがおすすめです。
4ケーブルメソッドも可能にするJB-41Sもあります。
端子:1/4インチ標準フォーン・ジャック×4(モノラル)、DIN 7Pinコネクター×2(MIDI/ARC-3 LINK用)
サイズ:100(W)×55(D)×34(H)mm(ジャック等の突起物を含む)
重量:約210g
One Control Minimal Series Pedal Board Junction Box

ミニペダルサイズにIn/Outだけ、無駄を省いたジャンクションボックス。
上面と側面にそれぞれのジャックを配した実用性も高いレイアウトも特徴です。
とにかくコンパクトに、とにかく安くという方にはこちらがおすすめ。
サイズ:
94D×38W×32H mm(突起含まず)
94D×46W×40H mm(突起含む)
重量:220g
Providence SYSTEM TUNER STV-1JB

同社の高品質なバッファーである”Vitalizer”と
KORGのペダルチューナー”Pitchblack Advance”、
そしてジャンクションボックスという1台3役の製品。
別々に揃えるよりもかなり安く、またエフェクトボードのスペースを無駄に取らないのもメリットです。
バッファーはオン/オフの切り替えができます。
チューナーにジャンクションボックスの機能もまとめた機種はこれしか発売されていません。
端子:IN, OUT, SEND, RETURN, DC IN, DC OUT
サイズ:115 (D) x 76 (W) x 50 (H) mm
重量: 220g
ホワイトとブラックの2種類のカラーバリエーションがあります。